高円宮家の長女・承子さまは、8月7日、長崎市で全国高校総体・インターハイのアーチェリー競技を観戦されました。
承子さまは、全日本アーチェリー連盟の名誉総裁を務められています。
この記事の画像(7枚)男子と女子の団体決勝戦などをご覧になり、関係者から説明を受けながら、真剣な表情で矢を放つ選手たちを見守られました。
競技後、表彰式に臨み、団体の女子優勝校に「高円宮妃牌」、男子優勝校に「高円宮牌」を手渡されました。
そして「今日上手く行った経験も、上手く行かなかった経験も、全て将来の糧になるはずです。結果だけではなく、この大会を通して得たたくさんの知見をぜひ大切にしてください」と選手たちにエールを送られました。
また、「長崎での開催ということで、これだけは触れさせてください」と8月9日の長崎原爆の日について述べられました。
「あの日から79年経った今も、世界中で争いが続いています。世界にはスポーツを楽しむことすらままならない子どもたち、高校生たちがたくさんいます。当たり前に日常を送れることに感謝しつつ、平和のために自分にできることはないか、この機会にぜひ考えてみていただきたいと思います」
被爆者団体の代表と面会され…平和への思いを新たに
今回、初めて公務で長崎を訪問された承子さま。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪ね、犠牲者に花を手向けられました。
そして、被爆者団体の代表と面会し一人一人に声をかけ、被爆当時の状況や苦労話に耳を傾けられました。
平和への思いを新たにされた、承子さまです。
(「皇室ご一家」8月25日放送)