宮崎・日向市で1日、住宅街にカルガモの親子が現れた。
母ガモの後ろに6羽の子ガモが続き、道路を横断したり車の下を通り抜けたりしていた。
カルガモの引っ越しは、産卵場所と子育て場所が異なるためだという。

住宅街に突然…母ガモと6羽の子ガモ

宮崎・日向市で1日午後5時ごろ、住宅街に突然現れたカルガモの親子をカメラがとらえた。

母ガモの後ろをついて行く子ガモ(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
母ガモの後ろをついて行く子ガモ(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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段差を降り、母ガモの後ろを一生懸命ついていく6羽の子ガモは、道路を横断したり、車の下を通り抜けるなど、住宅街をウロウロしていた。

一番後ろの子ガモが何かを見つけたのか、群れから少し離れてしまい、遅れに気づき、急いで合流した。

「産卵する場所」と「子育てをする場所」が違うカルガモ
「産卵する場所」と「子育てをする場所」が違うカルガモ

目撃者は、「どこを目指していたのか、どこから来たのかも分からない。車にひかれないことが一番だと思ってずっと見てた。たぶん20人以上は見ていたと思う」と話している。

この時期よく見られる、カモの引っ越し。
なぜ引っ越しをするのかというと、「産卵する場所」と「子育てをする場所」が違うためだ。

産卵する場所は、卵を隠すことができる草むらで、そこから引っ越しをして、天敵が少ない川や池などの水辺で子育てをする。

子ガモが伸び伸び過ごせる場所へ

目撃者によると、カルガモの親子はそのまま、住宅街に消えていったという。

住宅街から約800メートル先には川(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
住宅街から約800メートル先には川(FNN投稿サイト「ビデオPost」)

目撃者は、「途中で1匹いなくなって、見たら遅れてついてきてました。親心というか、そんな目で見ていました」と話している。

この場所から約800メートルには川があるということで、子ガモが伸び伸び過ごせる場所が見つかったのかもしれない。
(「イット!」 7月3日放送より)

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