過去最多の立候補者が予想される東京都知事選挙。小池百合子知事も12日に出馬を表明するとみられるなか、掲示板にポスターを貼ることのできる立候補者数の限界が近づいているという。
小池氏「東京があるべき姿は何なのか熟考してまいりたい」
7月7日に投開票を迎える東京都知事選挙。
この記事の画像(12枚)12日に都知事選への出馬を表明するとみられる小池知事はイベントに出席後、都庁に戻ると、記者から「明日、都議会定例会が閉会。意気込みは?」との質問を受けたが、「議会の様々なやり取りなどを踏まえて、東京があるべき姿は何なのか熟考してまいりたい」と語るにとどまった。
その後、「一部報道で知事の出馬が報道されていますが?」という記者からのさらなる問いかけに対しても無言だった。
その都知事選を巡っては、動きが活発化している。
自民党東京都連・萩生田会長は、10日に「小池さんが3選の出馬をするならば支援をする方向で考えている」と語り、小池知事が出馬を表明していないにも関わらず、小池氏支援を表明。
しかし、「確認団体」を通じて、表立たない形での支援を検討している。
前回の都知事選で掲示されたポスターでは、「女性知事に一票を!」と大きく書かれ、小池知事のイメージカラー「緑」を使っていた。しかし、顔写真はなく、人型のシルエットで、名前はどこにも書かれていない。
「確認団体」は、選挙中に政治活動が認められる一方、ポスターなどに候補者の名前や顔写真を使うなど、特定の候補者を直接支援することができないためだ。
“裏金事件”を引きずる自民党は、確認団体を通じて小池知事を間接的に支援するとみられる。
掲示板の貼るスペースは48人が限界だが…
一方、“反自民・非小池”を掲げ、既に出馬を表明した、立憲民主党の蓮舫議員は、11日は国会の委員会に出席。同僚議員の質問中も、めがねをかけ、パソコンと向き合っていた。
都知事選にはこれまで、広島県安芸高田市の石丸前市長や、航空自衛隊の元トップ、田母神氏、タレントの清水氏、元衆議院議員の小林氏など、既に40人以上が出馬を表明。
そのため、新たな問題が浮上している。異例の事態にどう対応していくのか。
掲示板の貼るスペースは、48人が限界のなか、48人を超える立候補者が出た場合、貼りきれない事態になる。この異例の事態にどう対応していくのか。
(「イット!」 6月11日放送より)