山形市の和菓子店が開発し、ぷるぷる揺れる可愛らしい見た目がSNSで話題になった「ねこプリン」。2024年4月21日から、地元素材を使った「ご当地ねこプリン」として3種類が販売された。

山形県産素材の“ご当地ねこプリン”

「ねこプリン」を開発したのは、山形市の和洋菓子店「峰月堂」だ。

「ご当地ねこプリン」は、緑と白・ピンクの3色があり、つぶらな瞳につるんとした表面、まさに愛でたくなる可愛さである。

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白はミルク、ピンクはイチゴミルク、緑はだだちゃ豆ミルクと3種類の味があり、すべて山形県産の素材が使用されている。魅力はなんといってもこの“ぷるぷる感”だ。

峰月堂 3代目・鈴木宏史さん:
SNSでねこプリンが話題になっているという話を耳にして、見た時にとてもぷるぷるしているのがかわいくて、私が一目ぼれしてこれを作りたいと。みんなに知ってもらいたいと思った

創業から75年続く店を営む鈴木さん親子は、近年、和洋菓子を扱う店が多様化する中、学生など若い人たちにも店に来てもらえるような商品をと考え、この「ねこプリン」を開発した。

新たな看板商品 今後は季節の味も

2024年2月からミルク味を数量限定でプレ販売すると、SNSで「かわいい」と話題になり、平日でも午前のうちに完売することもある人気商品となった。

4月19日も、「ねこプリン」を目当てにお客さんが来ていた。
孫へのお土産としてねこプリンを買いに来た人は、「かわいいのできっとみんな喜ぶと思う」と笑顔で話し、「ぷるぷると揺れているところが本当にかわいい」と話す人は、「ねこプリン」のかわいさゆえに、食べられるかどうか心配していた。

峰月堂の2代目・鈴木昇社長は、「ちょっとしたブームになって、これからどこまで育つのか、ちょっと想像つかないくらい人気」と心配しながらも、「ねこプリン」の今後を楽しみにしている様子だった。

予想以上の反響を受け、考えたのが21日から販売が始まった「ご当地ねこプリン」だ。

3種類の中から、おすすめの“イチゴミルク”を食べた記者は、「優しい甘さで、イチゴの華やかな香りがふわっと広がります。プリンの食感もぷるぷるです」と、「ねこプリン」を堪能した。

峰月堂 3代目・鈴木宏史さん:
このぷるぷるとしたねこの表情を楽しんでもらって、そのあと味を楽しんでもらいたい

店の新たな看板として売り出す「ご当地ねこプリン」。
店では今後、季節の味など種類を増やしていきたいとしている。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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