2日、日本赤十字社に出勤するために向かう車の中から笑顔で一礼された、天皇皇后両陛下の長女、愛子さま。就職にあたり、宮内庁を通じ、社会人としての抱負などを文書で寄せられました。

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文書の中では、愛子さまの結婚観について、率直な思いもつづられていました。

「成年の会見から2年が経過いたしましたが、結婚への意識はその頃と変わっておりません。一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」

『意識したことはない』と話された、2年前の成年の会見から、変わっていないとしながらも…。

「両親から具体的なアドバイスを頂いたことは特にございませんが、両親のようにお互いを思いやれる関係性は素敵だなと感じます」

さらに、『これまでに心を動かされる出会いはありましたか?』という質問に対しては、以下のように述べられました。

「心を動かされる出会いというと、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私にとっては、これまでの出会いすべてが、心を豊かにしてくれたかけがえのない宝物であり、深く感謝しております。これからも、さまざまな出会いに喜びを感じつつ、一つ一つの出会いを大切にしていきたいと思います」

両陛下を見てきたからこその言葉

今回の文書の内容について、フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員は、両陛下のそばで育った愛子さまだからこその言葉だと話します。

橋本寿史解説委員:
両親のような、お互い思いやれる関係性は素敵だというふうにおっしゃられている。やはり、お二人がどう支え合われて助け合われているかというのを、本当に間近で見ていらっしゃる愛子さまだからこそ、おっしゃれる言葉だろうというふうに思いますし、20歳から22歳、大きく変わられたわけではないですけれども、少しずつ結婚というものに対してのリアルな考え方、リアルな思いというのを、積んでこられたのかなという気はします。
(「めざまし8」4月3日放送より)