長崎・五島市の港で3月27日、異動する教員や進学する学生などが、別れを惜しみながら島を離れた。出港の時間には色とりどりの「別れのテープ」が春風に舞った。

色とりどりの「別れのテープ」

春は、出会いと別れの季節。

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長崎・五島市の港は3月27日、島を離れる人たちと見送る人たちで溢れかえっていた。

異動する教員は「本当にいい子供たちばかりだったので、離れるのがとっても寂しい」と話す。また、島外の高校に進学する学生は、「楽しいクラスで、いい学校生活を送ることができました」と思い出を語った。

そして、出港の時間。

船上と地上を紙製のカラフルなテープがつなぐ
船上と地上を紙製のカラフルなテープがつなぐ

絆のようにつながっていたのが「別れのテープ」。紙製の色とりどりのテープが春風に舞った。「僕たちのこと忘れないでね」と子どもたちが声を送る。

島を離れた人たちも、残った人たちも、それぞれの思いを胸に、4月から新生活がスタートする。

この紙テープは、1915年のサンフランシスコ万博に日本から出品されたが全く売れず、現地で商売をする日本人が多くの客船に「テープで別れの握手を」と宣伝したところ、大ヒット商品になったという。
(「イット!」 4月1日放送より)

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