東北中央自動車道・山形パーキングエリア(PA)に、ETCを搭載した車が通行できるスマートインターチェンジ(IC)が完成した。3月24日の開通を前に、8日、地元の住民などが設備を見学した。
東北中央道まで1分で!アクセス向上
スマートICは、寒河江サービスエリアに次いで県内では2例目で、山形PAには県内初の「環道型退出路」が採用されている。
この記事の画像(6枚)ETCが使えない車が入ろうとしたり、ETCカードにトラブルがあったりした際、立ち往生やバックして戻ることを防ぐため、ゲートの中に入ってからUターンできる作りになっている。
「期待される効果」として、これまで山形市・西部工業団地から東北中央道まで、渋滞が多い市街地を通って山形中央ICまでは約18分、山形上山ICまでは約27分かかっていた。
それがこのスマートICまではわずか1分と、高速道路へのアクセスがスムーズになる。
地元住民も利便性と活性化に期待
スマートICの開通に関連して、地元・悪戸地区の住民や市のまちづくり政策課職員は、「地域の繁栄につながる」ことへ期待を寄せている。
山形市まちづくり政策課・沼澤裕志課長補佐:
山形市の西側の玄関口としての西部工業団地。農産物の輸送の面で、地域経済の活性化に有効な場所になる
また、近くで働く人も、高速へのアクセスがスムーズになることを喜んだ。
近くで働く人:
いま西バイパスを通って山形中央ICまで行っているが、西バイパスの混雑を避ける意味では、非常に(高速が)近くなっていい
山形PAのスマートICは、3月24日午後3時に開通する。
(さくらんぼテレビ)