自民党の裏金事件をめぐり、誰が国会で説明するのか。2月20日、自民党が野党に対して、出席の意向を示している国会議員の人数を伝えた。

高木前国対委員長は記者団に囲まれ…

野党は、キックバックの不記載があった衆議院議員51人全員の政治倫理審査会への出席を要求。

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自民党は19日、聴取を行った51人全員に対し、政倫審での説明を促す方針を固めた。

ところが、自民党が出席する意向と伝えたのは、要求された51人に対し、安倍派の塩谷座長と二階派の武田事務総長のわずか2人だったのだ。

「危機感が伝わっていないから、たった2人だけってことになっているんじゃないか」
「危機感が伝わっていないから、たった2人だけってことになっているんじゃないか」

立憲民主党 安住国対委員長:
自民党側から政倫審に出席の申し出があったのはお二人でした。結論で言うと、話にならない。
危機感が伝わっていないから、たった2人だけってことになっているんじゃないか。国民の皆さんの自民党に対する不信感や怒りが収まると思ったら、これは本当に大間違いですよ。

政倫審に出席する意向と伝えられた塩谷座長は「中身をしっかり聞いて判断したい」と答えた。一方で“安倍派5人衆”の高木前国対委員長は、記者団に囲まれ「状況を見て判断する」などと曖昧な説明に終始。

“安倍派5人衆”が、現時点では誰も出席しないことに、野党側は対応が不十分だとし猛反発している。

自民党内からも「2人だけというのは、今のところはという話だ」として、今後“5人衆”の出席は避けられないとの見方も出ている。

旧統一教会の友好団体との接点が判明した盛山文科相。不信任決議案が否決され満面の笑み
旧統一教会の友好団体との接点が判明した盛山文科相。不信任決議案が否決され満面の笑み

こうした中、午後の衆議院本会議では、旧統一教会の友好団体との接点が判明した盛山文科相に対する不信任決議案の採決が行われた。反対多数により不信任案が否決された盛山文科相は、ほっとしたのか満面の笑みを浮かべていた。
(「イット!」2月20日放送)

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