17日午後、最新の卵の小売り価格が発表され、過去最高値を更新した。
高騰が続く“物価の優等生”にさらなるピンチが訪れていた。
42年続く「スーパースペシャルタマゴサンド」もピンチ
お昼時、都内の喫茶店を訪れると、大量の卵が積まれた店内は、多くの客でにぎわっていた。
そのお目当てはもちろん…お店の名物「タマゴサンド」。
客はこぞってタマゴサンドを注文していた。
分厚くカットしたフワフワな食パンに自家製のタマゴサラダをたっぷり挟んで、その上にもタマゴを盛り付けた、その名も「スーパースペシャルタマゴサンド」だ。
女性客:
すっご~い!
男性客:
こんなに、来た瞬間に文字通り“スーパー”なことないんで(笑)。
男性客の彼女:
来た瞬間の圧がヤバすぎてめっちゃビックリしました。
父親:
うん!うまい!
母親:
すごいですね。一口でお口に入らなかったです。
娘:
やべぇなって思いました。
母親:
卵サンドが1200円。
父親:
めっちゃ安いです。
食べきれない!と悟った人は、持ち帰り用のパックに詰めるが…
ボリューミーすぎてフタが閉まらない。
最終手段は「ホチキス」でパチン!
創業から42年守られ続ける味に…。
客:
疲れた時とかに必ず来て、卵サンドを食べて元気をもらって帰る。だから卵の高騰はちょっと痛いですよね。
こちらのお店では、1日約700個の卵を使用。
仕入れ価格は上がり続け、今や、10kgで4000円超え。
卵1パック309円に
そんな中、さらなるピンチが訪れていた。

北海道の養鶏場で、ニワトリが「鳥インフルエンザ」に感染。
殺処分の対象は、約19万羽にも及ぶとされている。
17日発表された卵1パックの平均小売り価格は309円となり、過去最高値に。
鳥インフルエンザによる「エッグショック」で価格が急騰した2023年7月の306円を上回る高値となった。
エッグショックが再来すると、こんな不安も…。

ホウトク農場代表・豊村三弘さん:
ここまで高くなると飲食店や消費者の“卵離れ”、今までのような“身近な存在”でなくなってしまうのは生産者としては結構不本意。
一方、タマゴサンドを提供し続ける店主は…。
「喫茶アメリカン」オーナーシェフ・原口誠さん:
(最高値は)非常に困るが、ウチはほら、見て分かる通りお客さんの7割以上がタマゴサンドを頼むからね。だから頑張って、こらえてやるしかないなって。絶対量だけは減らさない!絶対減らさない!みんな楽しみに来てんだから“ドーン!”っていうのを。
そうした中、卵価格の高騰に追い打ちをかけるのが…
フジテレビ・智田裕一解説副委員長:
鳥インフルが終息していくと、例年のパターンでは6月くらいに卵の価格が落ち着いてきますが、今年は新たにイラン情勢の悪化という懸念材料が加わりました。原油高で輸送や放送資材のコストが膨らみ、卵の相場に“ダブルパンチ”となるのか、動向を注意深く見ていく必要があります。
“物価の優等生”に迫る新たなピンチ。
価格の高止まりが緩和される日は来るのだろうか。
(「イット!」3月17日放送より)
