千と千尋の神隠しの名シーンを、ゴム・磁石・重力のみで再現した動画がSNSで話題になった。
制作者は、CGでパロディー動画を作っていたシステムエンジニアの男性で、1カ月半の制作期間を経て、35回目で成功した。

CGや加工は一切なし

SNSで話題となっている、千と千尋の神隠しの名シーンを再現した動画。

この記事の画像(12枚)

主人公の千尋が、魔女の湯婆婆に名前を奪われる印象的なシーン。

そのシーンが、CGや加工は一切なしで、ゴム・磁石・重力だけを使って撮影された。

制作したのは、システムエンジニアの男性。
CGでパロディー動画を作っていたところ、実写化したらウケるかもと思い、作り始めたという。

(パロディSEN@parody_sen)
(パロディSEN@parody_sen)

しかし、試行錯誤の連続だった。
まず、ゴム板を切り抜いて文字を飛ばしてみるが、バラバラになった。
そこで、透明のミシン糸で文字をつなげる。

しかし、問題はここからだった。
男性によると、一番苦労したのは文字が一度に離れないようにすること。

そのため、板に磁石、文字の裏にマグネットシートを貼り、磁力の強弱を調整して理想の離れ方に近づけた。

35回目で成功

作り始めてから1カ月半がたち、いよいよ撮影の日。

(パロディSEN@parody_sen)
(パロディSEN@parody_sen)

近所の公園で、何度も何度も文字を飛ばし、35回目で成功。

集中力の限界だったというが、完成度の高さに称賛の声が寄せられている。
(「イット!」 1月31日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(12枚)