恒例の「高知家」川柳コンクールが行われ、全国から高知愛あふれる句が寄せられました。大谷翔平選手からヒントを得たという大賞作品とは?
“高知愛”が詰まった川柳が集う
高知県と第一生命が2019年から共同で募集している「高知家」川柳。今回は、県内外から過去最多となる1,380点の応募があり、32作品が入選しました。
この記事の画像(8枚)“ギャング様 揚げたウツボは 天使様”
“生姜なく 妻へ柚子った 塩たたき”
17日、県庁で表彰式が行われ、5人の受賞者が出席。高知県の井上副知事は「何よりも高知に対する熱い思い、“高知愛”が詰まった感じを受けた」と受賞者をたたえました。
大賞作品は“大谷翔平選手”をヒントに
テーマは「高知が好きやき!」。
大賞の「高知県知事賞」に輝いたのは、香南市の内山眞知子さん(58)の作品です。
“高知推し 人・食・自然の 三刀流”
内山眞知子さん:
暗いニュースが多かったんですけど、大谷さんの二刀流がすごく明るくていいニュースだったので、高知で外せないもの3つ選んで句ができました
高知の“人”といえば…「はちきん」。※元気な女性を意味する土佐弁
“土佐嫁ぎ 十年経てば はちきんに”
溝渕夕子さん:
高知に嫁いで13年になるんですが、最近少し強くなってきた自分への一句を詠みました
愛媛から嫁いだ溝渕夕子さん(39)が最も強くなったのは、“お酒”だそうです。
実は、応募の約9割が県外から
第一生命によりますと、今回は朝ドラ効果もあり、高知の自然を詠んだ句が多かったといいます。
“仁淀川 妻がうらやむ 透明感”
“らんまんに 草花芽吹く 土佐の四季”
受賞作品は、第一生命のホームページで1月25日から見ることができます。
高知の魅力を全国へ広めたいと始まった「高知家」川柳ですが、今回は約9割が県外からの応募だったということです。きっと、高知ファンが全国に増えているということだろう。
(高知さんさんテレビ)