2023年、高知県が大いに盛り上がった話題といえば、県出身の世界的な植物学者・牧野富太郎博士をモデルにした朝ドラ「らんまん」。最終回が放送された9月29日には、主役を演じた神木隆之介さんが高知市にある牧野植物園を訪れ、高知ロケの思い出などを語ってくれました。

高知ロケのマル秘エピソード

「いたるところに朝ドラのポスターが貼ってあって、飾ってあって。めちゃくちゃうれしかったですね」と語るのは、朝ドラ「らんまん」で牧野富太郎博士を演じた神木隆之介さん。

県内を巡った神木隆之介さん
県内を巡った神木隆之介さん
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神木さんは2023年3月、高知の魅力を詰め込んだガイドブック『かみきこうち』を販売。5日間かけ、県内15カ所以上を巡りました。

高知の“食”に舌鼓
高知の“食”に舌鼓

――『かみきこうち』のロケで巡った中で、好きになった場所は?

場所はそれぞれ海があって山があって川があって街があって。カツオおいしかったです、やっぱり!田舎寿司を初めて食べさせてもらったんですけど、めちゃくちゃおいしかったです。同じ県の中で山の幸、海の幸が食べられるというのはすごいことだなと、めちゃくちゃ思いました。

あとは、ロギールさんという方が和紙を作っていて、“しおり”を作っていただきまして。めちゃくちゃいっぱい作ってもらっちゃって、配り歩いてて。ロギールさん、ありがとうございました!

朝ドラで共演した浜辺美波さん
朝ドラで共演した浜辺美波さん

――高知ロケで語っていないマル秘エピソードは?

博士が調査をした越知町の横倉山、大変でしたね。何回も登りましたけど…(妻・寿恵子役を演じた)浜辺美波さんはロケでヒィヒィ言ってましたね。「あ~足が、足が」ってずっと言ってました。


――そういう時は、なんて声を掛ける?

「歩け、がんばれ」と。「全然まだ先ですからね」と…。「ええ~、どこですか現場」って、「全然先ですよ~」って。

自然!久しぶりの土佐弁披露

朝ドラでは土佐弁に挑戦しました。一番ハードルが高く、難所だったと振り返った神木さんにこんなムチャぶり。

――次の質問を土佐弁で答えていただけたらと…。

頑張ります!

「そうじゃのう…」
「そうじゃのう…」

――カメラが趣味ということで、高知で撮りたい場所はある?

撮りたい場所…うーんそうじゃのう、やっぱ海かのう、ほんまにこう広い海で、自然がイキイキとしちゅう。もうほんまに力をもらえる場所やのう、海が撮りたい。


――土佐弁、本当に自然でした!

大丈夫ですか、しばらくちょっとしゃべってはなかったので不安でしたけど、大丈夫でした?


――ばっちりでした。

7割は大丈夫だった気がします。

30歳の節目 高知でもトークイベント

2023年、30歳を迎えた神木さん。節目の年を記念し、初のファンクラブ「神木駅(かみきステーション)」を発足させました。12月8日には、自身初のファンイベント「神木隆之介トークイベント~30祭~」を高知市の「かるぽーと」で開催。朝ドラの裏話はもちろん、人柄が伝わる温かいトークで駆け付けた多くの県民の心をわしづかみにしました。

インタビューを行った9月29日には、2カ月後に控えたイベントについて、次のように語っていました。

――高知県でトークイベントはどんなことを話す?

正直なんも決まってないです、現段階では何にも決まってないです。やっぱり役者ってコンサートもないですし、舞台挨拶は“作品の人間”として立つので、作品の話だったり。

あんまりお客さんと会話とかディスカッションができないので、何が皆さんに楽しんでいただけて、なおかつ自分も楽しめるものがあるのかなっていう…練っていくので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

三山ひろしさんとの交流も…

「らんまん」には高知・南国市出身の演歌歌手で、大みそかには9年連続で紅白歌合戦に出場する三山ひろしさんも出演しました。

――さんさんテレビの番組で、高知県出身の三山ひろしさんがレギュラーで出演しているんです。

現場で一緒だった!

「これを伝えたかった!」
「これを伝えたかった!」

――土佐弁での交流はあった?

もうおこがましいので…けん玉いただきました!ずっとその後、現場のメイク室でみんな、けん玉で遊んでまして。メイクさんと志尊淳、めちゃくちゃうまくなってました。

あ、あと、これを伝えたかった!ひとつだけ、めちゃくちゃお伝えしたかったことがありまして。藤丸役の前原瑞樹が「けん玉をいただいたんだよ」って言って、隙あらばけん玉をやっていまして。めちゃくちゃ群を抜いてうまくなったんですよ!オールアップの時には、もうすぐどこにでものっけられるじゃん、入れられるじゃんっていうぐらいのレベルになって。

彼、言ってました。「目指せ紅白のけん玉の…」


――「ギネス世界記録挑戦!」

そうそう!もう、そこにいたいと。そこでけん玉をやりたいと。前原瑞樹、言ってましたので。もしも良かったら、前原瑞樹、けん玉めちゃくちゃ練習してましたので、三山さんの1コ前とか…。

「ぜひ彼を…」
「ぜひ彼を…」

――神木さん自身は?

いや僕はもう、それを見ている、応援する立ち位置として。僕はもう練習不足なので。ぜひ、自信のある前原瑞樹!それをお伝えしたかったんです、ずっと。

観光キャンペーン「牧野博士の新休日」が展開されるなど、空前の“牧野ブーム”に沸いた2023年の高知県。10月には、同じく県出身で「アンパンマンの生みの親」として知られる漫画家のやなせたかしさんをモデルにした朝ドラ「あんぱん」が2025年春から始まることが発表されています。

(高知さんさんテレビ)

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高知さんさんテレビ
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