山形・河北町で生産されている、白と赤紫のコントラストが鮮やかな野菜「タルディーボ」。秋の気温が高かったためいつもより大きく育ち、いま出荷の最盛期を迎えている。

冬の高級イタリア野菜「タルディーボ」

タルディーボは、冬の高級イタリア野菜で「イタリア野菜の王様」とも呼ばれている。

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2023年8月に苗を植え、11月下旬に掘り起こしたものを出荷に合わせて2週間ほど地下水につけて栽培する。

かほくイタリア野菜研究会・牧野聡会長:
外はほとんど食べない、食べるのは中だけ

寒暖差や澄んだ地下水といった生育条件がそろっている河北町では、2012年から栽培していて、日本一の生産量を誇る。

かほくイタリア野菜研究会・牧野聡会長:
入れては出す作業をひたすら2週間続ける。気温と足元の水温の差によって、色付き良く締まった野菜になる

地下水を使った水耕栽培

1月9日は地下水につける作業や、つけ終わった株の外側の葉を取り除く出荷に向けた作業などが行われた。

白と赤紫のコントラストが美しいタルディーボ。食感はシャキシャキとしていて苦みもあるが、かめばかむほどみずみずしさと甘みが増してくる。
地下水を使った水耕栽培による寒暖差で、根元の部分はほんのり甘くなり、赤紫の葉先の部分はほろ苦く仕上がるのがおいしさの秘訣だという。

かほくイタリア野菜研究会・牧野聡会長:
秋の天候が温暖で、野菜にとって良い気候だった。株が大きい

また、おすすめの食べ方について牧野会長は「味噌マヨネーズ、さらにグレードアップするなら生ハムを巻いてオリーブオイルと塩をかけると、イタリアンのようになって楽しめると思うと話す。

今シーズンの収穫量は、2023年より2割多い1.2トンを見込んでいて、町内にある「アグリランドひな産直センター」などで購入できる。

(さくらんぼテレビ)

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