福岡市にある神社の防犯カメラに写っていたのは“罰当たりな犯行”だった。映像には繰り返し「さい銭」を盗む男の姿が映っていた。

さい銭箱をひっくり返して小銭を窃盗

わずか30cmほどの隙間から神社の拝殿に入ってきた男が、入り口近くにあった台を静かに横へよけると、足元にあるさい銭箱に手を伸ばし、さい銭箱を何度も何度もひっくり返した。そして、中からこぼれ出てきた小銭をズボンのポケットに入れた。

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現場は、福岡市中央区の宇賀神社だ。この神社では2023年9月以降、拝殿の入り口に置かれたさい銭箱から、さい銭が盗まれる被害が6件発生している。今回の映像は、相次ぐ窃盗被害を受けて、10月初旬に拝殿内に設置した防犯カメラが捉えた「犯人」なのだ。

宇賀神社 総務・西村光正さん:
本当に罰当たりなことです。1日に1回とか、夜7時とか8時にさい銭を回収はするんですけど、その隙を見てやられるんですね。どこかで見てるのかなと思うくらい

神社によると、夜はさい銭を入れる参拝者のために扉を30cmほど開けて鎖をつなぎ、中に入れないようにしていたという。

宇賀神社 総務・西村光正さん:
マスクもせず堂々と。本当に腹が立つ

被害額は1回あたり2,000円から3,000円で、9月からの被害総額は1万円ほどにのぼる。

宇賀神社 総務・西村光正さん:
これが頻度が増えると被害届を出して、罰を与えないとダメかなという気がします

宇賀神社の西村総務は、相次ぐさい銭泥棒について警察に相談していて、今後も犯行が繰り返された場合は被害届の提出も検討している。

(テレビ西日本)

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