福岡市博多区の無人販売店で「馬刺し」が盗まれた“窃盗”事件。犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていた。
交通量の多い通りに面した無人販売店で
無人販売店にやってきた、白いパーカーの人物。ショーケースの中を品定めていた次の瞬間だった。

中から商品を取り出し、次々とレジ袋に入れていく。そしてパーカーの人物は支払いをせずに、そのまま、店を後にした。

これは防犯カメラが捉えた一部始終。パーカーの人物は大胆不敵に犯行に及んでいた。
福岡市博多区美野島の無人販売店で事件が起きたのは、2023年9月17日。被害を受けたのは、交通量の多い通りに面した馬刺しの無人販売店で、犯人が堂々と入店する様子を店内の防犯カメラが捉えていた。
霜降り馬刺しなど…計14点を窃盗
まだ人通りも多い午後8時ごろ、白いパーカーの人物が徒歩で店にやってきた。フードをかぶり、顔にマスクをつけたこの人物、店内でショーケースの中を物色すると―。

冷凍の馬刺しブロックを取り出し、持っていたレジ袋に入れる。さらに、隣のショーケースからも馬刺しブロックを取り出し、次々とレジ袋に詰め込むと、支払いをせずにそのまま店を後にした。

店を訪れてからわずか1分足らずの犯行だった。

店のオーナー:
盗まれたのは赤身の馬刺し、霜降りの馬刺し、希少部位のレバーとフタエゴです。ひとパックだいたい…1,500、2,000円くらい、3,000円のもありますね。当日も同じくらい入っていました。(Q.全部とられた?)はい

店によると、盗まれたのは冷凍販売していた熊本県産の馬刺しブロックあわせて14点、約3万6,000円分だという。
「怒りというよりあきれ」
店のオーナー:
無人だから盗みやすいというのもあるんですけど、だからこそカメラを付けているので。怒り…というより、あきれている感じです

店側は、9月18日に被害届を提出していて、警察が窃盗事件として捜査している。
(テレビ西日本)