アメリカとイスラエルによるイラン攻撃が始まって7日で一週間になりますが、戦闘終結の見通しは立っていません。
トランプ大統領の思惑について、千田淳一FNNワシントン支局長に聞きます。
――トランプ氏はどのような出口戦略を描いているのでしょうか?
トランプ大統領は過去の成功体験と現実との乖離(かいり)に直面しているというのが実情です。
このため、短期的な「勝利宣言」を模索する可能性もあります。
トランプ氏が過去の成功体験として描く戦略の1つが、2026年1月のベネズエラでの軍事作戦です。
大統領を拘束し外交関係の再開にもつながりましたが、イランに対しても同様に自身に協力姿勢を示す指導者の選出に加え、アメリカの利益となる原油の解放を描いているということがうかがえます。
ただ、イランが現体制の存続を重視する限り長期戦は避けられないとみられ、戦闘の方針をめぐって政権内でも意見が割れているということも指摘されています。
――トランプ大統領は「無条件降伏」が合意の条件としていますが、この点はどう捉えればよいでしょうか?
無条件降伏の意味合いについては、イラン側が降伏を宣言するというよりもトランプ氏自身が満足した条件を満たすかどうかが判断材料となりそうです。
トランプ氏としては、秋の中間選挙が近づけば近づくほど経済や世論を考慮せざるを得ない状況に追い込まれることから、今後、何らかの理由を見いだし短期的な勝利宣言を模索する可能性もあります。