ブラジルやタイ産の鶏肉を“宮崎県産”と偽り販売したとして、九州農政局は熊本・球磨郡錦町の食肉販売業の会社を行政指導した。

半年間で約14万4000kg販売

不適正表示で行政指導を受けたのは、球磨郡錦町にある食肉販売業「ヒムカ食品」だ。

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九州農政局によると、ヒムカ食品は2022年10月から2023年4月までの間に、ブラジルやタイ産の鶏肉を“宮崎県産”と偽り、約14万4,000kgを販売したということだ。

九州農政局の立ち入り検査時に、ヒムカ食品の代表は「鳥インフルエンザや飼料高騰の影響で鶏肉の価格が高くなり、安価で安定した海外産を使用した」と述べ、今回の行政指導にも「社会的責任を痛感している」と話しているという。

また、宮崎・都城市によると、ヒムカ食品は都城市のふるさと納税の返礼品を取り扱っていて、池田宜永市長は「事業者が不適正表示を行ったことは極めて遺憾で、あってはならないこと」とコメントしている。

(テレビ熊本)

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