長年、低所得の若者たちを支援してきたトーニャ・ゲイルさん。
「若者たちはひどい教育システムを強いられています。仕事につくスキルがなく、収入がなければ、貧困に陥る危険性があります。
私たちはシステムを変えて彼らにもチャンスを与えようとしています」
若者をグリーン社会のリーダーに
コロナ禍以降、ニューヨーク市の16～24歳の若者の失業率は、2021年が21.8％、2022年が17.9%と深刻な状況が続いている。
そうした中、トーニャさんは市営住宅に住む若者たちに、無償で農業やエネルギー分野などの専門的な教育を行っている。
生ごみでたい肥を作ったり、敷地内の農園で野菜を育てたり、インストラクターの指導を受けてソーラーパネルを設置したり。
各家庭を訪問してLEDライトへの交換も行うなど、若者の職業スキルを伸ばしながら、地域の環境問題にも取り組んでいる。
これまで600人以上が学び、多くが農業やエネルギー関連の仕事についた。
メンバーのジェラニーさんは、「ここでは将来何をしたいのかをちゃんと考えることができる」と話す。
また、卒業生のドミンゴさんは、「いろいろ学んだがコンポストを極めたかった」と振り返る。
トーニャさんは、「私たちの仕事はグリーン社会の実現、そして、このコミュニティーの若者がそのリーダーになること。
それができるようにサポートしています」と話す。
NPO団体 Green City Force
https://greencityforce.org
「フューチャーランナーズ～17の未来～」
フジテレビ 毎週水曜日22:54～23:00放送中（関東ローカル・関西テレビ）
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SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/sdgs.html
