記憶力が抜群のチワワが福井にいる。「おねだり」ポーズや「ハウス」といった技はお手の物。おやつが欲しい時は、前足で器用にベルを鳴らして、飼い主にせがむ。しかも、これらの技はすぐに習得してしまうという。
いろんな技を短時間で身につけるモカちゃん
部屋でまったりとくつろぐ、福井・坂井市の宮前さんのお宅のMocha(モカ)ちゃんは、8歳のメスのチワワ。人間の年齢でいうと、50歳ほどになる。
この記事の画像(9枚)モカちゃんはブリーダーの元で子犬を出産してきた、いわゆる「繁殖引退犬」だ。4年ほど前、先代のcocoa(ココア)ちゃんの相棒として迎えられた。
モカちゃんは物覚えがよく、さまざまな技を身につけている。しかも、すぐに覚えてしまうのだ。
「ハウス」と言うと、ケージの扉を自分で開けて中に入ったり、布製のおもちゃのニンジン畑を掘り起こして、おやつを見つけたり。
おやつが欲しい時は、ベルを「チーン!」と、器用に前足でベルの上部を押す。しかも、もらえるまで何度も繰り返す。この技は20分ほどで覚えたという。
離れて暮らす娘に久々の再会
モカちゃんはこの日、大好きなドッグランにやってきた。
集まった犬の中に、モカちゃんが最後に産んだ子どももいた。娘で、偶然にも同じ名前になったモカちゃん(3)だ。
久々の再会のためか、お母さんモカちゃんが時折、威嚇してしまうちょっと厳しい対応を見せた。ただ、水を飲んでいた時は、娘に譲るという母の顔をのぞかせた。
離れていても抜群の記憶力で、娘のことは決して忘れないモカちゃんだった。
(福井テレビ)