熊本県との姉妹提携40周年に合わせて、韓国・忠清南道の金泰欽(キム・テフム)知事ら訪問団が熊本を訪れた。また、熊本駅前ではイベントが開かれ、忠清南道の「韓国K-POP高校」と熊本市の鎮西高校が歌やダンスで交流を深めた。

ダンスを通じて文化交流

熊本県庁で拍手で迎えられたのは熊本県と姉妹提携40周年を迎えた、韓国の忠清南道の金泰欽知事ら訪問団だ。

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忠清南道は首都ソウルの南、韓国の中央に位置し、朝鮮半島の歴史で、三国時代の一国・百済の中心地域として栄え、都が置かれた場所として知られている。

金知事は建設中の台湾の半導体製造大手TSMCの工場を訪問したことを明らかにした上で、「10年かかる工事を2年半で行うことに、蒲島知事のリーダシップを感じた」と話した。

また、蒲島知事は、2023年10月ごろに忠清南道を訪問する意向を明らかにし、訪問時に開催中の「『大百済典』を訪れたい」と述べた。

一行は、熊本市西区の熊本駅前で開かれたイベントにも参加し、姉妹提携40周年を祝った。

パフォーマンスを披露する「韓国K-POP高校」の生徒たち
パフォーマンスを披露する「韓国K-POP高校」の生徒たち

イベントでは、忠清南道にある私立高校「韓国K-POP高校」の生徒たちが歌やダンスを披露した。

そして、熊本からは、ダンスの全国大会で優勝経験もある鎮西高校のダンス部が魅せた。

鎮西高校2年生:
同世代で、あれだけ表現できるのがすごい

鎮西高校3年生:
すごくうれしかった。私も韓国が大好きなので、一緒の舞台で踊れたことが今までで一番うれしい

韓国K-POP高校の生徒:
尊敬しています。カッコよかったです

韓国K-POP高校の生徒:
日本の友達のダンスを見られてよかったと思う

熊本と忠清南道の高校生による言葉の壁を超えた文化交流は、さらにお互いを知るいい機会になったようだ。

(テレビ熊本)

テレビ熊本
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