楽天グループの1月から3月期の最終損益が825億円の赤字となる中、傘下の楽天モバイルが新プランを発表した。
楽天グループの三木谷浩史会長兼務社長は、12日の会見で「すべての日本国民に最強のプランを提供したい」と述べた。
6月からスタートする「Rakuten 最強プラン」は、月額最大3278円(税込み)を維持したまま、自社回線に加えて、これまで月5GBだったKDDI回線のデータ制限が撤廃され、無制限で利用できるようになる。
また、KDDI回線のローミングエリア拡大により、都市部や繁華街などでよりつながりやすくなったほか、全国カバー率が99.9%となり、大手3社と並ぶ水準になるとしている。
楽天グループの1月から3月期の最終損益は、楽天モバイルの赤字が膨らんだ影響で825億円の赤字となった。
楽天モバイルにとって、携帯の基地局整備に向けた投資は経営の重荷となっていて、この新たなローミング協定により投資負担を軽減する狙い。