WBCでは準々決勝まで不振にあえぎながら、準決勝で逆転サヨナラ打、決勝では先制特大アーチを放ったヤクルト・村上宗隆内野手(23)。試合後のインタビューでは、メキシコ戦での“サヨナラタイムリー”の心境も振り返った。

準決勝でサヨナラ打…コーチの言葉で「腹をくくった」

――おめでとうございます!

ありがとうございます。

――今日の第1打席でのライトへの強烈な1発。どんな感触、どんな気持ちでしたか?

まず1点取られて、こういう雰囲気、アメリカに優位なすごい雰囲気だったので、何とか取り返したいなと思って打席に立った。ひと振りで取り返せてすごく良かったです。

――栗山監督がずっと起用し続けて、ご自身も我慢されたと思うんですけど、その心境から脱却できた要因は?

もうとにかく、監督が僕たちを信じてくれている思いに対して、何とかしたいなと。
昨日サヨナラタイムリーの場面でも、ちょっとバントもすごくよぎりましたし、もしかしたら代打やバントを出されるんじゃないかとか、ネクストでベンチを見ながら誰が出てくるんだろうとか、いろいろなことを思ってたんですけど、最終的にコーチが僕のところに来て「ムネ、お前に任せたって監督が言ってるから、思い切って行ってこい」と言ってくれた。
そこで本当に腹くくれましたし、何とか僕が打つしかないんだなと思っていけたので。本当にその気持ちがすごく一番あります。

(「イット!」3月22日放送より)