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国会欠席の懲罰として、8日の本会議で陳謝が求められていた、NHK党のガーシー参院議員。
日本に帰国をするのか否かが注目を集めていましたが、7日、自身のSNSで明かしたのは、「帰国をしない」という決断でした。

ガーシー参院議員:
今回ね、帰らないと決めたことに対してのアンチコメントも、僕は一切無視します。
今帰るのが時期尚早と、僕は判断したわけです。

訪問先のトルコで、本会議を欠席すると明言。

さらに、「議場での陳謝」の代わりに「陳謝動画」を投稿しました。

ガーシー参院議員:
この動画をみなさんが見ておられるということは、僕は日本に帰国できていないということになります。ここに謹んで陳謝いたします。
今すぐ帰国することがかなわず、決して帰国する意思がないわけではございません。

約8秒間にわたり頭を下げた「陳謝動画」でしたが、国会側からは、「受け取ることができない」と返却されたということです。

「国民のために動くことを求められている」票を投じた支持者からも苦言

これには、ガーシー議員に対して“期待”を寄せていた支持者からも厳しい声が。

ガーシー議員に投票した人(30代):
若者とかには関心が広まったんじゃないかなって。何か変えてくれる気がして。
出席した方がいいには、決まっていますよね。政治家になった以上は、国民のために動くということが求められているから、そこはどうなのかな。

別の支持者からも…

ガーシー議員に投票した人(40代):
カタカナでガーシーって書いて箱に入れました。
いろんな隠されていることが、公になるんじゃないかなっていう期待をして、彼に投票しました。(暴露が)出てきていないのは残念です。自分の身の危険を承知の上で、敵作ってでも進めるのが政治家だと思うので、出席ぐらいしてほしいですよね、正直。

ガーシー議員は、今、帰国しない理由として「震災被害にあったトルコの視察」や「警察当局の動き」を挙げています。

ガーシー参院議員:
僕は誰に迷惑かけることなく振り切ろうと思っていますので、皆さん応援の方よろしくお願いします。

国会を欠席し続けながらも議員報酬を得ている問題についても、陳謝動画で言及しました。

ガーシー参院議員:
これから入ってくる歳費に関して、私は帰国して、国会で議員たる仕事をするまでは、一円も受け取る気はございません。

帰国するまで議員報酬は受け取らないと話します。

帰国目安については7日、FNNなどの取材に対して「僕はどんなに遅くなっても月内には戻りたいと思っています。3月いっぱいには絶対に戻りたいと思っている」と答えました。

ガーシー議員に投票した人(40代):
ほとぼりが冷めたらフラッと日本に戻ってくるんじゃないですか?
動画を撮りながら、国民が知らないようなネタをバーンと暴露して、自分はまた新しい外国の地に逃亡するとかというのを期待しています。

ガーシー議員に投票した人(30代):
税金でやはり生きていくわけだし、活動するわけだし。政治家っていうあり方というのを問われなきゃいけないかもしれないですね。
票を入れた者として、彼がどういう動きをするかっていうのも見ていくしかないですし、期待はしたいです。とりあえず来てみたら違うんじゃないかな。来る勇気みたいなものも見せてくれたら、もっと面白い世界が待っているんじゃないですか。

与野党から厳しい批判が出るのは避けられない情勢で、今後、除名も含めたより重い処分が検討される見通しです。

(めざまし8「NewsTag」より 3月8日放送)