大学で提出された学生たちのレポートが話題を呼んでいる。
この記事の画像(14枚)普通の手紙に見えるが、これは戦前の電報をまねたもの。
他にも紙よりも薄く削ったカンナ屑に書いたものや…
古代エジプトの文字をパピルスにしたためた“つわもの”も。
提出してきたのは京都市立芸術大学の学生たち。
「過去の画家たちの叫びを受け止めて手紙で表現する」というテーマだったが、徐々にエスカレート。
「焼き物の皿」をきっかけに
きっかけは陶磁器を専攻する学生のレポートだ。
京都市立芸術大学・田島達也教授:
2020年に焼き物の皿が出てきてしまったんですね。それを手紙として提出されて。一線を越えたようなところがありまして…。
提出されたのは、渦巻き型のお皿。
渦の中心から「拝啓 身も凍えるような…」と、ちゃんと手紙になっている。
こうした課題を出している狙いのひとつは…
京都市立芸術大学・田島達也教授:
後世の美術の研究にすごく貴重な資料になるんじゃないかなというようなことも思いまして、現代の美術史家である私は未来の美術史家のためにこういうこともできるんじゃないかなと考えた。
教授は「今後、展覧会を企画できたらうれしい」と話している。
(「イット!」 2月15日放送より)