寒い時期に恋しくなる焼き芋の自動販売機が、長崎自動車道のパーキングエリアに設置された。長崎自動車道では初めての設置となる。
焼き芋の加工、自動販売機の管理が障害者の就労支援にもつながっているという。
割った瞬間、甘くておいしそうな香り
佐賀・鳥栖市山浦町にある長崎自動車道山浦パーキングエリアに設置されたのは、焼き芋の自動販売機だ。
NEXCO西日本久留米高速道路事務所 中田悟太さん：
山浦パーキングエリアでは食の提供ができていなかったので。焼き芋の自動販売機が高速道路の利用向上につながると、相乗効果にもなるので期待しています
芋の自動販売機は、障害者の就労や生きがいづくりの場を生み出す農福連携に取り組む、宮崎県の「和光産業」とNEXCO西日本が協力して設置した。
川浪沙貴記者：
割った瞬間、甘くておいしそうな香りがするんですよ、いただきます。…甘っ！かなり甘くて蜜がたっぷり入っています。ホクホクというよりねっとりしていて口の中に甘みが、蜜が広がるような感じです
障害者の就労支援にも一役
糖度40度を超える焼き芋は、和光産業が独自の方法で加工していて、砂糖は一切使っておらず、無添加だ。自動販売機の管理は神埼市の障害者福祉施設が行う。加工の一部や商品の補充が、障害者の就労支援につながっているという。
自動販売機は上下線の2カ所に設置されていて、価格は1缶（2本～3本入りの190グラム）500円で、ホットとコールドをお好みで購入することができる。
設置後、早速買い求める人の姿も…。
購入者：
目新しすぎて
購入者：
現場帰りで小腹もすいて何か食べたいなと思っていたときだったので
和光産業 農業・福祉事業開発室 山内康隆室長：
こういった焼き芋の自動販売機を設置することによって、少しでも障害者の雇用が生まれて、賃金が上がって、ハッピーな世界を作ってほしいなと思っています
長崎自動車道で焼き芋自動販売機が設置されたのは、今回が初めてだという。
（サガテレビ）
