メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(28)がシーズンを終え帰国し、歴史的な活躍をみせた2022年シーズンを振り返った。
(以下、会見全文)
ーーシーズンを終えられて、無事に日本に戻ってこられましたけど、今の率直なお気持ちをお聞かせください。
向こうでは、もうシーズン終わって、少したってるので。まあ、リフレッシュというか、ほかのやることを終わらせて、きょう帰ってきたので、またここから、来年に向けて頑張りたいと思います。
ーー日本に帰ってきて、安心感があったりする?
そうですね。ほかの仕事をやって、向こうでは来たので、こちらでは、比較的ゆっくりはできるかな?とは思います。まだ着いたばっかりなので、なんとも言えないかなと思います。
ーー去年に引き続き、すごく大活躍のシーズンだったと思いますが、シーズンを振り返って、あらためて2022年、どんなシーズンになりました。
去年に引き続き、個人的にはいいシーズンだったなと思うので、また来年に向けて目標を持って頑張りたいなとは思ってますし、シーズン的には、まだポストシリーズのシーズンなので、来年はなるべく長く、今も試合はできるように頑張りたいなと思ってます。
ーー個人の成績としては規定投球回と規定打席のダブルの達成がありました。このことに関してはどうでしょうか?
安定して試合に出続けられたっていうのは、一番いいところかなと思うので、そこは来年も引き続き、毎試合いい状態で試合に臨めるように頑張りたいなと思います。
ーーMVPの行方というのも周りは気にしてると思うんですけども、ご自身はどのように見ていますか?
候補に挙げてもらえるだけで幸せですし、それだけいいシーズンを送れたというのは自信になると思うので、そこも含めて、また来年以降、引き続きいい結果が残せるように頑張りたいなと思ってます。
ーー来年の3月には、WBCが開催されますが、現時点でご自身のお考えを聞かせてください。
向こうでは一度、栗山監督にも会って話はしたので。まだ決断はしてないですけど、日本に帰ってきて、またゆっくり考えたいなと思います。
ーー栗山監督にこういう言葉をもらったとかありますか?
監督としてのなんて言うんですかね、意気込みというか決意だったりとか。もちろんその、一緒に野球をしたいということは言ってもらえたので、そこだけでうれしいかなと思いますし。
時期が時期なので、まずはいい状態をオフシーズン長く続けられるように、そこがあって、最終的に出るか出ないかは決めたいなと思っております。
ーーWBCの大会自体はまだ出場がないと思いますが、どんな思いがありますか?
前回は、足首のけがもあって、なかなかタイミングが合わなかったという感じだったので、さっきも言いましたけど、いい状態でコンディションが整っていないと、なかなか時期的に難しいかなと思うので。
出たいなっていう思いは、日本の時からずっと思ってましたし、いつかは、そういう大会で、日の丸を背負って戦いたいなという気持ちはもちろん持っていたので、前向きにはもちろんとらえています。
ーーチームメイトには、トラウト選手だったりと、WBC出場を表明する選手いっぱいいます。けれどもやはり、このへんの影響っていうのもやっぱりありますね?
そうですね。アメリカはもちろんそうですし。ラテン系の国もそうですし、多くのメジャーリーガーの選手も、本当にトップクラスの選手ばかり出てるので。そこも含めて、魅力はもちろん感じていますし、そういう思いってのは、もちろん持っているかなと思います。
ーーどれぐらいまでには決断したいっていうのは自分の中ではありますか?
そうですね、いつまでっていうのはないですかね。もちろん、さっきも言いましたけど、いい状態で、まずはこのコンディションを整えられるかどうかが一番大事ですし、その先で、もちろん遅れれば遅れるほど、メンバーの選手にも影響してくるので、なるべく早い段階から決めたいなとは思っておりますけど、そこも時期的にも含めて、また考えたいなと思ってます。
ーー来年に向けての目標をお聞きしたいのですが?
まずはキャンプイン、オフシーズン、WBCがその前にあるかもわからないですけど、よりいい状態で、ことしのキャンプインが、やっぱり今までで一番いい体の状態で臨めたと思うので、それを超えるようなコンディションで、まず入れるように頑張りたいなと思ってますし、シーズンに入ったら、それをまず長く続けられるように頑張りたいなと思ってます。
ーー同級生の阪神・藤浪選手がメジャー挑戦を表明しましたが、メジャーという地で、また戦える、同じ地でプレーができるということに関して、一言いただきたいんですけども。
契約は、たぶんこれからだと思うので、まずはいい契約が、もちろんできるように応援してますし、一緒にプレーというか、同じグラウンドで、同級生なので、もちろんできればうれしいと思います。
ーー去年のオフよりも早めに帰国ましたが、ことしのオフで楽しみにされていることは何ですか?
楽しみにしていること。うーん、おいしいものをまず食べたいなと思うので、ゆっくりトレーニングしながら、ゆっくりしたいなと思ってます。
ーー日本ではあさってドラフト会議があり、高校でも大学でも二刀流の選手が注目されています。7月のメジャーリーグのドラフトでも二刀流の選手が指名されたりしました。今、世界中で、二刀流の選手がプロに入るレベルで台頭してきていることについて、どんな思いがありますか?
それだけオープンにとらえてもらえる球団が多いというのは、選択肢として多くあるっていうことなので、それはもちろんやってる身としてはうれしいですし。そういう選手がもしかして出てきたときに、もちろん頑張ってほしいなという気持ちもあるので、いいサンプルとして、いい成績は残せるように、まず自分自身頑張りたいし。まあ、そういうふうな選手がやりたいと思ったときに、道が狭くなるようなことだけはしないように頑張りたいなと思います。
ーー今シーズン振り返っていただいて、一番熱く燃えた試合というか、パフォーマンスっていうのは、何か挙げるとしたら、どれでしょうか?
これというのはなかったですかね。まあ、むしろ去年よりも、特に8月・9月は長く感じましたし、14連敗も含めて、なかなか思うようなゲームが多くできていたわけではないので、あまりよくない方向での印象の方が強いかなと思います。
ーーホームランで一番印象に残っている、ベストホームランはどれになりますか?
ベストホームラン...コール選手から打ったホームランが、9回に同点に追いついたホームラン、シチュエーション的には一番ホームランだったと思います。
ーー15 勝されたわけですけれども、ピッチャー・大谷さんについてはどう思われてますか?
勝ち星うんぬんではなくて、その他の数字がまあ伸びてきてくれてるのはすごいいいところですし、去年からやってきたことが引き続き、それ以上のパフォーマンスとして、数字に残ったのはよかったかなと思います。
ーー健康で完走されました。体調の方も常によかったわけですね。
そうですね。体力的にきつい最後の方が比較的いい数字が残っているってのは、よかったところかなと思います。