韓国で内乱首謀罪に問われ、死刑を求刑されている尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領に対し、ソウル中央地裁は無期懲役の判決を言い渡しました。
ソウル中央地裁から、FNNソウル支局・濱田洋平記者が中継でお伝えします。
判決公判は午後3時から始まっていて、先ほど裁判長は無期懲役の判決を言い渡しました。
こちらに集まった尹被告の支持者らは、生中継で放送されている裁判の様子を見守っていましたが、判決が言い渡されると死刑を免れたためか、比較的静かな様子でした。
尹被告は2024年、非常戒厳を宣言し、国会に軍を動員するなどして内乱を首謀した罪で起訴されていました。
すでに当時の首相らの裁判で、戒厳は内乱に当たると判断されていて、有罪判断が出るとの見方が強かった中、裁判所は無期懲役の判決を言い渡しました。
ただ韓国では1997年以降、死刑が執行されておらず、死刑判決の場合でも執行される可能性は低いとみられました。
――なぜ、そのような状況で裁判所は無期懲役の判決を言い渡したのか?
今回求刑するにあたって、検察は国としての断罪の意思を明確に示す意図があったとみられます。
実際に、世論調査でも死刑を妥当とする意見が大半を占めていました。
しかし今回、司法の判断は法律の証拠にのっとって無期懲役となったということです。