「沖縄県外に行くようになってから、あたりまえに過ごしていた沖縄の自然が本当に貴重なものだと感じるようになった。この景色を子どもたちに残していきたいなと思うようになってからは、すごくごみが目につくようになった」

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こう語るのは、沖縄県出身の人気バンド「HY」の名嘉俊さん。HYはこれまで、歌を通じて沖縄の魅力や自然を守る大切さを伝えてきた。

子どもたちと自然が共にある未来を

2008年からは、砂浜でのアートづくりやビーチクリーンなど、HYと子どもたちが一緒に環境問題について考えるイベントを開催している。

神奈川県から参加した海が大好きな小学生の女の子は、マイクロプラスチック(直径5ミリ以下の微細がプラスチック)がなぜ、生まれてしまうのかをHYの新里英之さんから教えてもらった。

彼女は沖縄のきれいな海に感動しながらも「これからはごみが落ちていたら、ごみを拾う」と意識が変わったと話す。

ワークショップでは、ごみとして捨てられるプラスチック容器や空き缶を使い、楽器作りも実施。

参加した小学生は「きれいな海で遊びたいから、この海の環境を守っていきたい」と話す。

子どもたちと自然が共にある未来を目指す名嘉さんは、「『ごみは捨てたらダメ』や『きれいな海が好き』『きれいな空が好き』というきっかけをつくっていけたらと思っている。子どもたちが大人になったとき、もっともっと環境問題を考えてくれるんじゃないかと信じている」とこの取組が未来へとつながっていくと語った。

「フューチャーランナーズ~17の未来~」
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SDGs

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/sdgs.html