岸防衛相は、北朝鮮が近くICBM=大陸間弾道ミサイルの発射を含め、「さらなる挑発行動にでる可能性がある」との認識を示した。
アメリカのサリバン大統領補佐官は、20日からのバイデン大統領の日本と韓国訪問中に、北朝鮮が長距離ミサイルの発射と核実験の両方を行う可能性について言及している。
岸防衛相は20日の閣議後の会見で、「アメリカ政府による発言や報道についても情報を共有し、連携している」と述べ、「近日中に長射程の弾道ミサイルの発射を含め、北朝鮮がさらなる挑発行動にでる可能性がある」との防衛省としての分析を明らかにした。
その上で、岸防衛相は、北朝鮮が発射する可能性のあるミサイルにICBMも含まれるとの認識を示した。
そして、北朝鮮による核・ミサイル開発は「断じて容認できない」と強く非難した。
北朝鮮は3月に、新型とみられるICBMを日本海に向けて発射した。この時は、日本のEEZ=排他的経済水域内に落下したと推定されている。