4月29日からゴールデンウイークが始まる。こちらは27日夜の成田空港。GWを海外で過ごす人たちで賑わいが戻ってきていた。

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2年前、2020年のGWは新型コロナウイルスの感染が拡大し始めたころだった。空港の出発ロビーには、利用客が白い防護服姿でチェックインする光景が広がっていた。

しかし、2022年は…サンダル姿で、チェックイン。麦わら帽子でバカンス風の人も。リゾート風の出で立ちの30代夫婦は、3泊5日のグアム旅行に出かけるという。

夫(30代):
ここ(成田空港)に来るのが久しぶりでした。ようやく行ける、みたいな感じですね

妻(30代):
お土産とか自分の服とかも買いたいです

7泊9日のマレーシア旅行に出かけるという、親子は…。

母(30代):
マレーシアのクアラルンプールに旅行で

息子(7):
プール楽しみ!

GWを海外で!ハワイ旅行に向かう一家に聞いた

現地での入国や日本帰国時の隔離体制の緩和で、GWを海外で過ごす人が大幅に増えている。連休中、全日空の国際線予約は前年比の5.6倍、日本航空も4.2倍となっている。(4月22日時点)

大阪府在住のひろさん(62)は、家族4人でハワイのディズニーリゾートへ旅行だ。

姉(30代):
キャラクターとハグできるのが楽しみです

妹(30代):
マスクを外して、キャラクターと写真を撮れるというのも一つ、魅力かなと思います。

日本のディズニーリゾートでは感染対策でできない、キャラクターとのハグが一番の目的だ。

楽しみの一方で…感染対策は入念に

だが、楽しみの一方で不安も。

ひろさん(62):
現地で感染してしまって帰れないという状態も。もちろん、今も怖くてですね。そうは絶対ならないようにしないといけないなと。帰れなくなるのが一番怖いですからね

アメリカ入国には、ワクチンの接種証明、出発前1日以内に取得した陰性証明書、宣誓書の3点が必要。さらに、日本に帰国する際にも、出国前72時間以内に受けた陰性証明が欠かせない。

ハワイで感染してしまうと、日本にスムーズに帰国できなくなってしまう。そのため、ひろさんの奥さんはこんなもの(食材や調味料などをまとめたメモ)も準備した。

ひろさんの妻:
リゾート内のレストランがコロナでまだ全部再開営業されてないので、自分たちで作ろうということで

現在、すでにハワイを旅行中のひろさん一家。まだ一部で飲食店が再開されていないことや、感染予防のため、日本から持ち込んだ食料品で自炊して過ごしているとのこと。

現地ではマスクを着用している人が2割程度で、日本人もよく見かけるという。

出国に必要な準備で苦労…円安の影響も

27日に出国した人からは証明書など、事前の準備に追われていたとの声もあった。

50代夫婦(大谷翔平選手観戦のため、アメリカ旅行):
(証明書取得)大変でしたね。(検査は)ドキドキしました。ダメだったら行けなくなるって

50代夫婦(ハワイ旅行):
手続きめんどくさい。だって午後9時半の飛行機なのに、午後3時に来いって言われたんだよ

一方で、原油価格の高騰や円安が旅行の予算にも影響している。

60代夫婦(ハワイ旅行):
割損感はあるので。少しは節約しつつ…。どうしようもないですよね

50代夫婦(大谷翔平選手観戦のため、アメリカ旅行):
両替はしてないです。持っていたドルでまかなおうと

Q.足りそうですか?

50代夫婦(大谷翔平選手観戦のため、アメリカ旅行):
カジノで頑張ります

円安がさらに進んでいることで、今後の海外旅行の費用に影響が出るかもしれない。

(「イット!」4月28日放送より)