私がお伝えしたいのは「忙しすぎる官房長官に心配の声」です。
松野官房長官は・1日2回の記者会見・「沖縄基地負担軽減」「拉致問題担当」の兼務に加え、今月から堀内前大臣の「ワクチン接種担当」の仕事も兼務。
河野元ワクチン担当大臣は「あれだけ忙しい松野氏がワクチン接種の実務を担えるのか」と心配の声を上げています。
ポイントはこちら。「増える兼務でワクチン接種に影響は?」注目です。
【注目ポイント・記者解説】
松野長官は4月2日から3日にかけて沖縄基地負担軽減担当大臣として沖縄県を訪問し、在日アメリカ軍基地と周辺施設を視察しました。
東京に戻った翌4日には、連合傘下の産業別労働組合「UAゼンセン」の会長らと面会。
これは傘下の組織組合員に拉致被害者がいるためで、松野長官は拉致問題担当大臣として「拉致問題を決して風化させてはいけない」と解決に向けて力を込めました。
さらに6日にはワクチン接種担当大臣として全国町村会の会長らと面会し、若い世代の接種促進などに向けて、協力を各自治体に呼びかけました。
こうした担当に加え「岸田政権の総合調整役」としての対応も続ける松野氏の多忙さに心配の声が上がる中、松野長官は、自身のワクチン担当の兼務について「必要に応じて経験者の経験も参考にしつつ、関係大臣と連携して取り組みたい」と話していて、多忙な公務が円滑なワクチン接種の妨げにならないよう、政府与党のチームワークを活かす考えを示しています。
(フジテレビ政治部・亀岡晃伸)