8日投開票が行われた衆議院選挙は自民党が圧倒的な勝利をおさめ、中道改革連合は大敗を喫した。そんな中、宮崎1区では、3期目を目指した渡辺創氏が自民候補に1万4000票余りの差をつけて小選挙区で勝利した。宮崎1区で、旧立憲・旧公明党はどんな選挙戦を戦ってきたのか。宮崎1区の中道の選挙戦を振り返る。

中道の渡辺創氏は、2017年に枝野幸男氏が立憲民主党を結党して以来、その姿を見て政界を歩んできた。2021年、宮崎1区で衆院選に初挑戦して以来、2期連続、小選挙区で自民候補を破り当選。今回は3期目を目指した選挙戦だった。
枝野幸男氏「中道」の意義を語る
2月5日、枝野氏は渡辺氏の応援で宮崎県国富町に入り、演説を行った。

中道改革連合 枝野幸男氏:
全国的には間違いなく、中道改革連合は厳しい戦況の中で戦っています。
中道は、旧立憲民主党の渡辺創氏を擁立する宮崎1区で、旧公明党と共に戦う体制を敷いていた。その枝野氏が語る中道結党の「意義」とは。

中道改革連合 枝野幸男氏:
今の日本が「ちょっとやばいよね」という感じは、皆さん思っていますよね。極端に走っているんですよね、高市さん。そしたらね、「やっぱり極端なのだめだよね」と、近くで同じような考えを持っている人達がいたんですよ。それが公明党の皆さんなんですよ。
旧立憲と旧公明が「共に戦う」
旧公明にとっては「やったことのない」小選挙区での選挙だった。

JR宮崎駅前での街頭演説では、小選挙区宮崎1区の候補、旧立憲の渡辺さんと、旧公明の九州比例候補、河野義博氏がそろい踏み。

中道改革連合 渡辺創氏:
同級生です。なんとなく姿かたちも…(似てますよね)ここから先は、河野さんや僕らが中心に立ちますよ。前に立ちますよ。
支持者も戸惑いの中、新たな一歩
会場には公明党を支持してきた多くの人が集まっていた。ある支持者は、新党結成について「びっくりした。どういうことが起こったのだろうかと思った」と正直な感想を述べた。別の支持者も「決まった以上は、あーだこーだ言っても始まらない」と、受け入れる姿勢を示した。

公明党の議員は、旧立憲と一緒に戦ううちに、「同じ考えであることが見えてきた」と話す。

中道改革連合 渡辺創氏:
81年前に戦争を経験し敗戦し、苦労して先輩たちが歩んできて、今の日本がある。でも今、危険だと思う。勇ましいことを言ったら強い人、みたいな、勘違いされる世の中になる。

新たに生まれた中道。今回は、支える人も有権者も、手探りで進めた選挙戦だった。
渡辺氏は、自民党元職の武井俊輔氏に1万4000票余りの差をつけて小選挙区で勝利した。武井氏は九州比例区で復活当選している。
(テレビ宮崎)