ロシアのプーチン大統領は、ロシア産天然ガスの取引代金を、ルーブルで支払うよう命じる大統領令に署名した。
プーチン大統領は31日「4月1日以降、ロシア産のガスを購入するためには、ロシアの銀行にルーブル建ての口座を開設しなければならない」と表明した。さらに「支払いがない場合、買い手側の不履行と見なし、既存の契約は停止される」と強調し、「西側諸国の金融システムが武器として使われている状況でその国の通貨を使う意味がない」と述べた。
プーチン大統領は30日に行ったドイツのショルツ首相との電話会談で、ロシア産ガスの取引代金について、ヨーロッパ各国はこれまで通りユーロで支払うことができると明らかにしていた。