停戦協議再開が見込まれていますが、ウクライナ市街地へのロシア軍による攻撃は激化しています。いつ攻撃を受けるかわからない状況で暮らす市民。今、その安全や生活はどうなっているのでしょうか。

市街戦激化にウクライナ市民の生活は?

ハリコフ市内の地下のシェルター内では、子供たちはパンを食べ、スマートフォンをいじったりして過ごしています。棚の上には、ヘルメットやバッグが置かれています。

地下の避難所で過ごす女性:
私たちが地下室にいるのはもう5日目です。とても心配していて、とても怖いです。
ここには小さな子供やお年寄りがいて、とても恐ろしいです。

めざまし8は、ハリコフで暮らすウクライナ人夫婦に話を聞くことができました。

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ハリコフ在住の夫婦:
外を見るのも怖くて、カーテンを閉めて電気もつけない生活をしています。今は何の音もしないんですが、逆にその静けさが怖いです。

恐怖に怯えながらの生活を余儀なくされている人々。

香港出身のジャーナリスト、クレ・カオルさん

香港出身のジャーナリスト、クレ・カオルさん。

2月18日から3月1日まで現地取材を続け、その中で撮影した、およそ300本の映像とともに、キエフの実情を伝えてくれました。

キエフに入ってから2月23日までは、街にもまだ人通りがあったといいます。しかし、24日のロシアによる侵攻開始と共に、街の雰囲気も一変。

安全な場所へと逃げようとし、渋滞する様子が。

さらに、キエフの街から逃れようと、列車に人々が殺到する姿もおさめられています。

1回目の停戦協議で合意できず、交渉継続となった後は、街の雰囲気がより厳しいものになったといいます。

深刻化する食料不足

3月1日 キエフの街の様子

これは、3月1日のキエフの街の様子。

撮影したのは、現地に15年住んでいる高垣典哉さん。買い物に行く途中でカメラを回したといいます。

3月1日キエフ 進撃を止めるために、ところどころにコンクリートの柱

同乗者:
きのう兵士たちが4つの戦車を防いだ場所です。
 

道路には、進撃を止めるために、ところどころに、コンクリートの柱が。

3月1日は外出禁止令が解かれていましたが、走る車は少なく、人通りもほとんどありません。
立ち寄ったスーパーマーケットの店内は。

高垣典哉さん:
パンとケーキの棚なんですけど、パンがほとんどない状態ですね。すぐ食べられるようなものは全部売り切れる。ジュース類とか調味料とかお菓子ははいっぱいありました。お酒も結構あります。パンとか惣菜全部、売り切れています。パンほしいんですけど…
 

不定期に開くスーパーマーケットに注意を払い、食料を買いに行く生活が続いているといいます。そんな高垣さんの自宅の様子は。

高垣典哉さん:
今日はこんだけ缶詰買ってきました。お茶とクッキーみたいなものとか、トイレットペーパーも買いました。後は、水とジュース類、チーズを買いました。
 

かろうじて買えた缶詰やクッキー。これで数日を乗り切るということです。

高垣典哉さん:
3日間、クラッカーと缶詰のコーンとソーセージしか食べてないです。近くは大きなスーパーマーケットがあるのでトイレットペーパーとかは買えましたけどね。人気のある商品、みんなが使いたいような商品は全然ないですね。
 

深刻化する食料不足や命の危険と隣り合わせの生活を送っています。
これは、ハリコフ市内のインフラ状況です。

電気は砲撃による変電所の損傷により、一部地域で停電となっており、復旧時期は3月末が予定されています。1ヶ月近く電気がない地域があるということになります。そして、水道も停電が原因で影響が出ているといいます。一方、ガスは現状影響がないといいます。

ロシア軍からの攻撃がエスカレートする中、食料不足問題や、インフラの維持など現地は課題に直面しています。

(「めざまし8」3月2日放送より)

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