北京五輪スピードスケート男子1000mが18日行なわれ、日本からは森重航(21)、新濱立也(25)、小島良太(23)の3選手が出場したが、メダル獲得とはならなかった。

500mの銅メダルに続く2個目を狙った森重は、600mを全体3位のタイムで通過する滑りを見せるも課題の終盤に失速し1分9秒47で16位に。

「600mまでは自分の滑りができてイメージ通りだったが最後1周、課題としていたところがうまくいかなかった。足に限界が来てしまって、ラストで乱れてしまった」と振り返った。

それでも、初の大舞台で手にしたものもある。「(500mで)メダルを取って世界と戦えるという自信がついて1000mでもという気持ちで臨んだが、思ったよりタイムが伸びなくて…もうちょっと頑張れたかなと思う。自信がついた楽しい大会となった」と手応えを口にした。

一方の男子のエース新濱は1分10秒00で21位。スタートでつまづいた500mに続き本来の力が発揮できず「不甲斐ない。本当に色んな思いを感じながら4年間戦い抜いてきて、成長した部分もあった。楽しかった部分もあれば、苦しかった、悔しかった部分もある。4年間、色々な思いで戦ってきた」と目に悔し涙を浮かべた。

また、金メダルにはオランダのトマス・クロル(1分7秒92)、銀メダルにはカナダのローラン・ デュブルイユ(1分8秒32)、銅メダルにはノルウェーのホーバル・ ロレンセン(1分8秒48)が輝いた。

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