東京都によると、14日時点で、新型コロナのオミクロン株の特性を踏まえた、重症病床の使用率が29.2%にのぼったことが分かった。東京都は、新しい指標で、この病床使用率が30%~40%になるなどした場合、緊急事態宣言の要請を検討する方針。
一方、この指標では、「入院患者のうち酸素投与が必要な人の割合が30%~40%」「新規感染者数の7日間平均が2万4000人以上」も、”宣言”検討の基準とされている。しかし、14日時点で、酸素投与の割合は15.3%、新規感染者数の7日間平均は1万5446人にとどまっている。
また都内では、14日時点で、コロナ患者のうち自宅で療養している人が8万7451人にのぼり、このうち80代の男性が死亡したことが分かった。男性は、本人の意向で自宅療養をしていたという。感染拡大の第6波で、都内の自宅療養者が死亡するのは初めて。