FNNのまとめによると、8日、全国で、新型コロナウイルスの感染者のうち155人の死亡が報告された。全国1日の死者数としては今年最多。全国の自治体が発表する死者数が150人を上回るのは、去年5月18日以来、およそ9カ月ぶり。
都道府県別では、大阪府で29人、神奈川県で14人、福岡県が14人、兵庫県13人、東京都で11人の死亡がそれぞれ発表されている。先週以降、全国で1日に報告される死者数が、100人を超える日が増えている。
一方、厚生労働省によると、きのう時点での新型コロナウイルスの全国の重症者は1141人で、前の日から2人減った。全国の重症者はおよそ1カ月ぶりに減少したものの、5日連続で1000人を超えている。
オミクロン株は、比較的、重症化リスクが低いとされてきたが、感染急拡大により、重症者も増え、それに伴い、死者数も増加している形となった。