”自分たちが欲しいもの”をコンセプトに…オーガニックコットン使ったおしゃれな吸水ショーツ

生理など、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解消する商品やサービス「フェムテック」が話題となっている。
合成繊維にかゆさを感じ、肌に優しいコットンの吸水ショーツを考案した繊維専門商社に勤める女性は、生理中の体の負担とストレスを減らせる社会を願っている。

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女性の体の悩みを解消する商品は、“フェムテック”と呼ばれている。「フェムテック」とは、「フィーメル(女性)」と「テクノロジー(技術)」をかけあわせた造語で、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解消する商品やサービスのこと。2025年には5.5兆円市場に成長するといわれている。

名古屋市中区が本社の「豊島」。創業180年の老舗が2021年6月に発売したのが、「Hogara(ホガラ)オーガニックコットン吸水型ショーツ ボクサータイプ」(5390円)だ。

この商品をリーダーとして開発した豊島の大川侑穂さんは、自身がポリエステルなどの合成繊維にかゆさを感じてしまう経験から、肌への刺激が少ないオーガニックコットンを94%使用した。

大川侑穂さん:
ショーツの生地を一番下にして、漏れないように下に「防水」、そしてしっかり吸うための「吸水」、落ちたとき拡散させるための「拡散布」の4枚構造

吸水量の目安は15~20ミリリットルで、4層構造にすることで“漏れなくサラサラ”。吸水性や速乾性を高めた。大川さんがこの商品を開発したきっかけは、営業や会議、出張などで感じた生理のストレスだった。

大川侑穂さん:
(出張で)車に5~6時間ずっと閉じ込められて…。先輩はみんな男性で、「トイレ行ってもいいですか」「どっか寄ってもらっていいですか」が言えなくて…

Hogaraの開発は、部署の垣根を超えた取り組みになった。200人近い女性社員にアンケートして、“私たちの欲しいもの”をコンセプトに。これまで“吸水ショーツ”といえば、汚れが目立ちにくい黒が一般的だったが、Hogaraは色のバリエーションを増やした。

さらに染料には廃棄される野菜を使い、環境面にも配慮。抹茶や桜、赤かぶを使った「Hogara 吸水型ショーツ(フル)」(マッチャ・サクラ・アカカブ 各5555円)など優しい色の吸水ショーツが揃った。

大川侑穂さん:
正直、私もこのブランド立ち上げるまでは女性同士でも話しづらかった…。ただブランドを通して議論を闊達にできるようになったので、もしかすると自分が一番変わったのかなと思うんです

女性が生理になる日数は、生涯であわせて“6年9か月”。生理中の体の負担を減らし、社会的なストレスをなくしたい…。すべての女性の願いだ。

大川侑穂さん:
今までの「できなくて当たり前」「我慢して当たり前」が無くなることで、新しいチャレンジとか社会進出とか、いろんな可能性があっていいのかなと思っています

“生理の憂鬱”をなくす。そんなミライが始まっている。

(東海テレビ)