ゴマは春先に種をまき、9月から10月にかけて収穫される。白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマが主な品種だが、国内に出回るのはほとんどが中南米などから輸入したもの。国産のものは1%にも満たない。

そんな中、県内では三股町を中心に35戸の農家が約3トンを生産。
国内生産量の約5%を占めている。

この記事の画像(7枚)

「日本ゴマ科学会」が注目 三股町のゴマ

三股町の「しも農園」では、ゴマの生産から加工までを手がけている。「みまたんごま」という名前でブランド化を目指し、日々ゴマづくりに取り組んでいる。

「みまたんごま」を使った加工品も多く作られている。

ごま油にすりごま、石鹸、お茶も…
ごま油にすりごま、石鹸、お茶も…

「しも農園」の下石正秋代表に2021年の出来を聞いたところ…

「しも農園」下石正秋代表:
梅雨が長かったので、種のまき直しなどもあり、収穫期が1カ月以上遅れてしまったんですが、収量・質ともには例年並みの見込みです。新ゴマは風味がより強く感じられますよ

今、三股町はゴマでとても注目されている。毎年ゴマの研究者や大学教授などが集まる「日本ゴマ科学会」で、2021年に三股町はその視察の場所に選ばれた。
まさに国産ゴマ界をけん引する場所になっている。

白ご飯で「胡麻ふりかけ」を試食

多くの製品の中から「胡麻ふりかけ」を、白ご飯で試食。

佐々木六華アナウンサー:
よい香りです。かみしめるほどゴマの風味が口の中に広がっておいしい

ゴマはおいしいだけじゃない。ゴマの成分の半分は、リノール酸やオレイン酸など免疫力を高める良質な脂肪で、体にも良い。

白、黒、金と3種類を一つの地域で作っているのは、全国的にもかなり珍しいとか。
それぞれに味わいが違うので、みなさん、食べ比べてみてはいかが?

(テレビ宮崎)

テレビ宮崎
テレビ宮崎

宮崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。