「寝付きが悪い」「眠りが浅い」など、睡眠に関する悩みを抱えている人は多いことだろう。そのような中で小林製薬が、耳を温めながらリラックスさせ、安眠を促す耳栓「ナイトミン 耳ほぐタイム」を10月7日に発売する。

ナイトミン 耳ほぐタイム(提供:小林製薬)
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この耳栓、発売を前に2021年2月に一部地域でテスト販売したところ、SNSで自然発生的に口コミが投稿され、大きな反響があったのだという。なお、8月20日からAmazon、LOHACO、楽天で先行発売が始まっている。

この「ナイトミン 耳ほぐタイム」の特徴は、主に2つ。一つは「約20分持続する温め効果」、もう一つが「耳栓の防音効果」だ。

(1)約20分持続する温め効果
発熱体が耳をとろ~っと温め、寝る前にやすらぎを与える。温め効果は約20分持続し、耳からリラックスできる。

(2)耳栓の防音効果
イヤーピースは、2サイズ(SとM)入っていて、使用者の耳に合った大きさを選ぶことができる。クッション性の素材で、耳に圧迫感を与えることなく、周囲の雑音による、入眠の妨げを防ぐ。


使い方も簡単。

(1)イヤーピースのSとM、どちらが耳に合うか確認し、本体に取り付ける。そして、使用直前にアルミ袋から発熱体を取り出す。
(2)耳栓本体の差込口に発熱体を入れ、発熱体が耳栓本体にしっかりはまるように押し込む。
(3)本体のカット部分が後ろに来るように手に持ち、そのまま耳にセットする。
(4)発熱体が耳の窪みに密着するように調節したら装着完了。

「ナイトミン 耳ほぐタイム」の使い方(提供:小林製薬)

この「ナイトミン 耳ほぐタイム」は、耳を温めるというのがこれまでにない特徴だが、なぜ耳を温めると眠くなるのだろうか? また、実際に使ってみたユーザーからはどのような感想が聞かれたのか?

小林製薬の担当者に話を聞いた。

約半数が「寝付きが悪い」と感じている

ーー開発のきっかけは?

弊社の調査によると、20~60代男女のうち、約半数の方が「寝付きが悪い」と感じており、その原因のひとつは、「ストレス」と思われていることが分かりました。

また、対策として「就寝前や就寝中に目が覚めた際にお茶を飲む」や、「市販の医薬品を服用する」方が少数いるものの、特に対処をしていない方が72%と、最も多いことが分かりました。

小林製薬の「寝付きづらさ」に関する調査(提供:小林製薬)

一方で、近年、睡眠関連市場は需要増加の一途をたどっており、2017年に発売した、睡眠時の口呼吸を予防する「ナイトミン 鼻呼吸テープ」も累計販売数2億枚を突破し、好評をいただいております。

そこで、「ナイトミン 鼻呼吸テープ」に続く、「睡眠」をテーマとしたプロジェクトチームを発足することになりました。

ナイトミン 鼻呼吸テープ(提供:小林製薬)

そして“寝付きづらさ”に着目し、「耳の温め+遮音効果」という新しいアプローチで、耳からリラックスできる新製品「ナイトミン 耳ほぐタイム」を開発し、2021年2月に一部地域でテスト販売、8月20日からAmazon、LOHACO、楽天で先行発売に至っています。

耳を温めると、なぜ眠くなる?

――「耳の温め+遮音効果」に着目したのはなぜ?

医師や有識者へのヒアリングを重ねていく中で、睡眠には副交感神経が深く関わっていること、体の中でも耳には多くの副交感神経が存在していることを知りました。

また、開発メンバーから「音がうるさくて眠れない」「耳栓をつけて寝ている」という声や、「赤ちゃんがリラックスしてぐっすり寝ている時、耳が赤く温まっているのではないか」という気づきをヒントに、「ナイトミン 耳ほぐタイム」のアイデアが生まれました。


――耳を温めて音を遮ると、なぜ快眠できる?

「ナイトミン 耳ほぐタイム」は、寝付きづらい夜に耳を温めながら、周囲の気になる雑音を遮音することでリラックスさせ、安眠へ促します。

耳の温めは熱帯夜でも不快ではない?

――温め効果は約20分持続するとのことだが、この時間に設定した理由は?

多くの方が寝付くまでにかかる時間と言われている、約20分に設定しています。


――音を遮るということだが、目覚ましのアラームの音は聞こえる?

一般的な耳栓と同等の遮音性能です。目覚ましアラームなどの生活音は一定程度、聞こえます。
完全な遮音性を備えた耳栓ではありません。


――熱帯夜で寝苦しい夜に使っても、耳が温かいのは不快ではない?

夏は入眠時にエアコンをご使用の方も多く、部分的に耳だけを温めるので夏の使用もおすすめです。

(提供:小林製薬)

こだわったのは「耳栓の形状」と「発熱体の温度設定」

――こだわったポイントは?

「耳栓の形状」と「発熱体の温度設定」にこだわりました。

(1)耳栓の形状
耳の形は個人差が大きく、耳栓の最適な形状を見つけるのに大変苦労をしました。担当者自らが社内100人以上の耳を計測して回り、より多くの人の耳にお使いいただけるように、細かな角度までこだわり設計をしました。

(2)発熱体の温度設定
小型の発熱体は安定した温度で長時間発熱をさせることが難しいため、成分の配合量を少しずつ調整しながら、完成までに約1年、50回ほどの試作を繰り返し、ようやく、気持ちよさのカギとなる発熱体の完成に至りました。

「ナイトミン 耳ほぐタイム」を装着した状態(提供:小林製薬)

発売前のモニター調査では約78%が満足

――今年2月に一部地域でテスト販売した。どのような反響があった?

SNSで自然発生的につぶやかれ、大反響がありました。「売り切れみたいだけど」「時代は耳やで」「早く全国展開して欲しい」といった投稿など、多くの発売を待ち望む声をいただきました。


――テスト販売でここまで反響があったのは初めて?

新製品のテスト販売で、このような反響は稀なケースです。「耳を温める」という新しい発想の製品ですが、多くのお客様に注目され反響があったことで、この製品の魅力とポテンシャルを確信しました。

また、眠りに関する悩みを持つ方の多さや悩みの深さが改めて分かり、そんな方々のお役に立つことができたら嬉しいと思っています。


――実際に使った人からは、どのような声が届いている?

弊社が2020年11月に20~60代の男女66人を対象に行った、発売前のモニター調査では、周囲の音を遮断することでの安眠効果に対して、約78%の方に満足いただいています。


寝付きに関する調査結果が開発の一つのきっかけになったという「ナイトミン 耳ほぐタイム」。耳を温めながら、周囲の気になる雑音を遮音することでリラックスさせ、安眠へ促すのだという。

発売は10月7日。まだ少し先だが、寝付きが悪い秋の夜に試してみてはいかがだろうか。

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