太陽光パネルの敷地を利用したシイタケの栽培が、岡山・玉野市で行われている。
農業収入と売電収入が見込め、安定収入につながる新しい農業の形として注目を集めそうだ。

耕作放棄地に太陽光パネル設置

広さ約1,000平方メートル。180枚の太陽光パネルが並んでいるのは、かつては田んぼだった耕作放棄地。

180枚の太陽光パネル
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約3メートルの高さにパネルが設置されていて、その下の空間が遮光ネットで囲まれている。
中にあるのは、シイタケの菌を打ち込んだ原木、約4,000本。

ネクストイノベーション・大塚健夫さん:
この発電所は、閉鎖型の構造をもっていて、農業用ハウスと同等に使える

太陽光パネルと農業用地の有効活用に取り組んでいるのは、玉野市の企業、ネクストイノベーション。
2014年から試験的に始め、2021年3月 東京の新電力の会社と協力してこの施設を完成させ、本格稼働を始めた。
発電出力は約50kw。一般家庭20軒分をまかなえ、発電した電力は中国電力に売却する。

シイタケは日陰と湿気を好むことから、太陽光パネルの日陰が栽培に適していて、ハウスの隙間からしたたる雨水や、ハウスの側面を開け閉めすることで、自然に近い状態で栽培できる。

ハウスの側面を開け閉めする様子

年間で約1,700kgを栽培し、2021年12月頃から出荷する予定。

シイタケ栽培以外にも活用目指す

ネクストイノベーション・大塚健夫さん:
収益面では、農業収入と売電収入の2つが得られることになる。この事業を通じて、今後の農家に明るい未来を創っていこうと思う

ネクストイノベーションでは、ハウスの素材をビニールやネットに変更することで、イチジクやブドウなど、果物の栽培にも取り組んでいきたいとしている。

(岡山放送)