フルーツをふんだんに使った果物屋さんが作るスイーツ

「フルーツをもっと美味しく楽しく食べてもらいたい」と、長崎・佐世保市の小さな果物屋さんが全力で作ったスイーツがある。
グラスに入ったケーキにパフェ、そしてジュースなど、フルーツをふんだんに使った自慢のスイーツ。
新型コロナの逆境から、店の再生をかけた“美味しい挑戦”だ。

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来店客:
とても美味しいです。ここのジュースを飲むと、体の奥から元気になる感じがして、たまに飲みたくなって来ちゃいます

来店客:
甘すぎない、さっぱりしている。何回も来ちゃいますね。次これにしようとか、決めて来ている

佐世保市栄町の三ヶ町アーケード内で、2021年3月にリニューアルオープンした「fruits CRAFT」。

増田潤一郎記者:
店内に入ってみるとテーブルやこちらにはカウンター席があって、気軽に一人でも利用することができます。そしてこちら、フルーツの種類の多さ、さすが果物屋さんです。

このフレッシュなフルーツを使ったスイーツやジュースなど、果物屋さんオリジナルのメニューが楽しめる。

人気メニューの1つが、長崎県産の「ゆめのか苺」に店のオリジナルのガトーショコラ、いちごソースを使ったパフェだ。

増田潤一郎記者:
イチゴの甘酸っぱさと、このクリームの甘さがちょうど合っていて、とてもおいしいです。

パフェは、注文を受けてからトッピングする果物をカットする。

コロナ禍で客足が遠のき…店の再生かけた“挑戦”

ところで、なぜ果物屋さんがスイーツを提供するようになったのか。

fruits CRAFT・前川喜紀さん:
もともと別の場所に店舗があって、ジュースメインのお店があったんですけど、コロナ禍で客足が遠のいてしまって…このままではいけないと家族で話し合って、思い切って大きいお店を出すことになりました

さらにお客に愛されているおすすめメニューがある。

fruits CRAFT・前川喜紀さん:
こちら、当店オススメのミックスジュースです。基本的にはリンゴ、バナナ、オレンジ、パイナップルが入っています。プラスで季節のフルーツが入っていて、今の時期はイチゴが入っています。

フルーツジュースは、35種類ほどある。
変わり種の「世知原あぼ茶」は、世知原のお茶とアボカドがコラボしたジュースだ。

増田潤一郎記者:
お茶の香りもしっかりしていて、さっぱりとしていて飲みやすいです。アボカドが苦手な人でもおいしくいただけると思います。

世知原あぼ茶
世知原あぼ茶

ジュースは色鮮やかでSNS映え間違いなし。
もちろんテイクアウトもできる。
ほかにもロールケーキやタルトなど、メニューも充実している。

fruits CRAFT・前川喜紀さん:
今、フルーツを自分で買って食べる方がちょっと減ってきているのかなと感じるので、ジュース、スイーツを通して果物に触れていただく機会が増えればいいなと思う。

イチゴの季節が終わったあとは、ビワ、桃、キウイ、シャインマスカットなど、旬な果物を使った新しいメニューも登場予定だ。
ジュースは年間だと約70種類、スイーツのほかにホットサンドもそろっている。
新緑の季節ながらコロナ禍で遠出を控えがちな昨今、大人から子どもまで楽しめるスイーツやジュースで季節感を楽しむのも一興だ。

(テレビ長崎)

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