川崎ブレイブサンダースと滋賀レイクスターズの第2戦、川崎は49-51と2点ビハインドで最終クォーターを迎えた。

シュートがなかなか入らない展開でも佐藤賢次ヘッドコーチ(41)は「我慢して、我慢して、絶対に流れはくるからやり続けようと言い続けた。それが第4Qのランにつながった」とディフェンスで耐え続ける。

すると最終クォーター開始直後、藤井祐眞(29)が3ポイントシュートを沈めるとフリースローも決めてリードを奪う。続く攻撃では、「相手のやりたいバスケットボールをさせないようにすることが今日の課題だった」とパブロ・アギラール(32)がスティールからの速攻でダンクを沈め、ついに主導権を握る。

この記事の画像(2枚)

滋賀の今川友哲(24)の連続得点で55-55の同点とされるが、ニック・ファジーカス(35)のポストプレーで再びリード。ファジーカスが21得点、アギラールが19得点をあげる活躍で、そのまま逃げ切った川崎が接戦を制した。

試合後、佐藤HCも「我慢しきれずに勝ちきれなかった試合が、シーズン前半に多かった中で、勝ち切れるチーム力がついてきた。もっと強くなっていけるという実感にもなった」と手応えを口にした。

川崎ブレイブサンダース77-71滋賀レイクスターズ
(3月28日・川崎市とどろきアリーナ)

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。