長野県がインターネットオークションに出品していた公用車「センチュリー」が、最低落札価格の4倍にあたる165万円で落札されました。

県が出品していたのは、2000(平成12)年に1134万円で購入したトヨタ「センチュリー」です。知事公用車として導入されましたが、その年に当選した田中康夫知事(当時)は「高級すぎる」として乗らず、部局長の共用車として使われてきました。

ただ、部局長も車内が広く打ち合わせもできるミニバンタイプに乗ることが多く、走行距離は20年で6万キロ程度と使用頻度も低かったことから売却することになり、最低落札価格を40万円に設定してインターネットオークションに出品していました。

県によりますと、今月18日から25日までに25の個人や団体が入札に参加し、165万円で落札されたということです。落札者とは近く契約を結ぶ予定で、売り上げは、県の一般財源にあてられるということです。

長野県財産活用課では、「予想を上回る金額で落札していただきありがたい」としています。

(画像:長野県が売却する「センチュリー」 去年10月撮影)

長野放送
長野放送

長野の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。