2020年12月にBリーグ横浜ビー・コルセアーズに特別指定選手で加入した東海大の河村勇輝(19)が、27日のホームでの川崎ブレイブサンダース戦後に会見を行った。
東海大の活動が3月にスタートするため、28日の川崎戦が最後の試合となる河村は「苦しくて悔しいシーズンだった」と振り返った。

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福岡第一高の時には特別指定選手で三遠ネオフェニックスに所属(2020年1~3月)し、当時B1史上最年少出場となる18歳8カ月23日でデビューした。今季はここまで15戦に出場し、自身の出場した試合では6勝9敗だった。

「三遠の時は高校生でがむしゃらにプレーできたが、昨季に結果を残せたからこそ今季は相手のマッチアップ選手に対策をされてプロの壁を感じた。早い段階でこういう経験をできたことに意味がある」とプロでの収穫と課題を口にした。

昨季のインカレ王者・東海大学での挑戦が再スタートする河村。「東海大学で新たな目標がある。主力である(千葉ジェッツの特別指定選手)大倉颯太選手のケガもあり、責任と覚悟を戻って大学に戻りたい。尊敬する大倉先輩に横浜の試合を見てもらって、色々と教えてもらっていた身なので、彼の分も絶対に頑張りたい」と語った。

大倉颯太 ©CHIBA JETS FUNABASHI
大倉颯太 ©CHIBA JETS FUNABASHI

27日の試合は65―92で敗れたものの、川崎の特別指定選手の東山高3年の米須玲音(18)とのマッチアップも実現した。
「ウィンターカップで対戦して、また2年ぶりに高いレベルでマッチアップできたのはお互いの成長が感じられて嬉しかった」と期待の新星にエールも。

今後の目標については「大学に戻って課題を克服して、(来季)戻ってきた時こそ対策された上をいく選手になっていたい」と意気込んだ河村。3年目のシーズンでどんな成長した姿を見せてくれるのだろうか。

加藤忍
加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。