日常の場面で親子がいきなり向き合って対話をしようとしても、何のトピックもないところで子どもから何かを引き出すのが大変なのはOFFER1で明らかにした通りです。
しかし、親子が、絵本という共通の関心をはさんで語り合うとどうでしょうか。絵本に対して思ったことを話すだけ。相手も同じものを見ているので、向き合う緊張はないし、話題もちゃんとありますね。
共通の話題や体験は対話につながりやすい
人と人が、共通の対象を介して関わる対話の形は、思考や理解を支える有効が構造として研究されています。
たとえば、デートなら、共通の話題や一緒に経験したことなどがあると、自然に会話は広がるもの。美味しいご飯を食べていればご飯の話ができ、映画を観た直後なら映画の感想が自然に出てくるように。日常の挨拶に天気を使うのも同じ理屈と言えますね。
子どもとの対話も、原理はまったく同じです。「子どもだから特別」なことはなく、共通の体験は、いつでもどこでも対話の生まれやすさに有効。
そんな、いつでもどこでも親子の“共通体験”をつくりだし、自然な対話を立ち上げてくれるのが、絵本なのです。

