マイページ
Live
【ライブ】GMO熊谷社長が初めて会見 一連の不正アクセス問題受け
【ライブ】GMO熊谷社長が初めて会見 一連の不正アクセス問題受け
アメリカで政策決定を支える「ロビイング」の役割。ワシントンで30年活動する日本人が語るロビイストの知られざる仕事|FNNプライムオンライン
プライムオンライン ライブラリー

アメリカで政策決定を支える「ロビイング」の役割。ワシントンで30年活動する日本人が語るロビイストの知られざる仕事

Google ニュース プリファードソース

アメリカの政策決定を語るうえで欠かせない存在が「ロビイスト」だ。

日本ではあまりなじみがないが、ロビイストが行う「ロビイング(ロビー活動)」は、アメリカでは憲法で保障された合法的な政治活動だという。

ワシントンで30年以上、ロビイストとして活動する海野有里さんの著書『ワシントン・ゲーム』(扶桑社)から、政策形成の現場で果たすロビイストの役割とその仕組みについて一部抜粋・再編集して紹介する。

「ロビイング」の始まりはホテルから

そもそも「ロビイング」と聞いても、具体的に何をする仕事なのかピンとこない人は多いでしょう。実はアメリカ人でも、ロビイストという職業をよく知らない人は少なくありません。

私がロビイストだと話すと、「ホテルのロビーで働いているの?」と聞かれることもあります。もっとも、ロビイングという言葉はもともと「ロビーで政治家に働きかける人」に由来するので、この勘違いも完全に的外れとは言えません。

アメリカで「ロビイスト」という言葉が広く使われるようになったのは、ユリシーズ・グラント大統領(1869〜1877年)の時代とされています。ホワイトハウスのすぐ近くには、歴史あるウィラード・インターコンチネンタル・ワシントン・ホテルがあります。

このホテルは1860年に、日米修好通商条約の批准書の交換をするためにワシントンを訪れていた江戸幕府の使節団が宿泊したことでも有名です。館内には、今も当時の日本人使節団を描いた展示が残っています。

グラント大統領はこのホテルで葉巻とブランデーを楽しむ休憩をよく取っていたそうです。そこで、「ロビイスト」と呼ばれる人々は、ホテルのロビーで大統領を待ち構え、政策を陳情したといわれています。そこから、ロビイストという職業が定着していったのです。

「ロビイング」とは?

ロビイングとは、政府や議会などの政策決定機関に対し、団体や個人の立場や利益を政策に反映させるために働きかける活動です。

【よく一緒に読まれている記事】
ホワイトハウスだけ見ていてもわからない。ワシントンで唯一の日本人ロビイストが語るアメリカの政策形成の仕組み
ホワイトハウスだけ見ていてもわからない。ワシントンで唯一の日本人ロビイストが語るアメリカの政策形成の仕組み
関連記事

プライムオンライン ライブラリーの他の記事
企業献金は認められていないアメリカでなぜ資金が集まる?日本人ロビイストが解説する日本とは異なる政治献金の仕組み
企業献金は認められていないアメリカでなぜ資金が集まる?日本人ロビイストが解説する日本とは異なる政治献金の仕組み
国際
ホワイトハウスだけ見ていてもわからない。ワシントンで唯一の日本人ロビイストが語るアメリカの政策形成の仕組み
ホワイトハウスだけ見ていてもわからない。ワシントンで唯一の日本人ロビイストが語るアメリカの政策形成の仕組み
国際
あなたの「呼吸力」落ちてない?フィジカルトレーナーが解説するストレートネックや猫背が招く不調と浅い呼吸のサイン
あなたの「呼吸力」落ちてない?フィジカルトレーナーが解説するストレートネックや猫背が招く不調と浅い呼吸のサイン
ライフ
ままごとやヒーローごっこはただの子どもの遊びではない?アメリカの研究で見えた「ごっこ遊び」が育てる力
ままごとやヒーローごっこはただの子どもの遊びではない?アメリカの研究で見えた「ごっこ遊び」が育てる力
ライフ
一覧ページへ
海野有里
海野有里

ペン・クオーター・コンサルティング代表 、米シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員。
ジョージ・ワシントン大学大学院(国際関係学)修了後、米投資コンサルティング会社・G7グループに入社。その後、北米トヨタ自動車のワシントン事務所(政府渉外部門)に25年間勤務し、米政府・議会の通商政策や法案に対するロビイング活動に従事する。2024年に退社後も引き続きワシントンを拠点に、それまでの経験や人脈を生かして、アメリカで事業を展開する日本企業や政府機関へアドバイザリーを提供している。本書は初の著書となる。

×