「うちの子ども、うんちが出にくそうだな…」
そんな様子が気になっても、「子どもは便秘になりにくい」と思っている人は少なくないはず。しかし、子どもの便秘は大人の便秘とは原因も特徴も異なるそうだ。
足をクロスしてモジモジする、下着にうんちが付いている、排便時に痛がる…。こうしたサインを見逃さないことが大切だという。
江田クリニック院長の江田証さんの著書『元気な子どもの腸活習慣』(幻冬舎)から、一部抜粋・再編集して紹介する。
便秘のきっかけは「がまん」
乳児期から小学校低学年くらいまでの子どもの便秘は、大人の便秘とは別物です。
思春期以降(10歳ごろ)になると、大人と同じくストレスや腸の形などが原因となりますが、子どもの便秘は出口、つまり肛門付近で便がつまってしまう『直腸性便秘』が9割以上を占めています。
便秘になるきっかけは、うんちをがまんしてしまうこと。
たとえば、かたいうんちが出て痛かったり怖かったりした経験があると排便するのが嫌になり、がまんするようになります。子どもがモジモジしながら両足をクロスさせ、お尻をしめるような格好をしていたら、がまんしているサインです。
こうして排便をがまんし続けると直腸にうんちがたまり、水分が吸収されてカチカチにかたくなり、しだいに大きな塊になります。
そして、直腸に常にうんちがたまっている状態になると、排便のサインを発する直腸のセンサーが鈍くなって便意が起こりにくくなります。
加えて、“痛いから出したくない”という悪循環が、便秘をさらに悪化させることになるのです。

