子ども部屋をつくる時、机は何にしよう?ベッドはどうしよう?と気合が入ることだろう。しかし、子ども部屋つくったからといって子どもがそこで勉強してくれるかは別問題だという。
間取りや家具の配置で集中できるかどうかが大きく左右されるそうだ。
一級建築士で2人の小学生の母親である兼子智美さんの著書『賢い子が育つ暮らしと住まい7つのルール』(講談社)から、子ども部屋を作る時にこだわりたいポイントを一部抜粋・再編集して紹介する。
集中できる居心地のいい部屋に
子どもは自分の部屋がもらえると聞いたら大喜びです。学習机を買いに行けば、あれこれ悩んで楽しそう。
親も、我が子がこんなに嬉しそうなら、きっと子ども部屋でいっぱい勉強してくれるのだろうと期待しちゃいますよね。
ところが!現実には子ども部屋がただの物置になってしまうご家庭も少なくありません。それもそのはず、子ども部屋もやはり、間取りや家具の配置で集中できるか否かが大きく左右されるからです。
子ども部屋のレイアウトを考えるとき、多くのご家庭が「とりあえず机は窓の前に」「ベッドと机は壁沿いに並べて」としがちです。しかしこの“とりあえずの置きやすい配置”に頼ってしまうのは、学習環境をつくる上であまりおすすめできません。
大切なのは「集中を邪魔する要素をどれだけ減らせるか」ということです。視界に入る情報をできるだけシンプルにし、教材はすぐ手に取れる場所に置く。
また、机の向きや光の入り方を整えるだけでも、驚くほど落ち着いて過ごすことができるはずです。子どもは自己管理が十分にできません。だからこそ、集中できる空間設計が大事なのです。
子ども部屋のNG配置
マンガや趣味の物などが視界に入ると、つい手に取ってしまうもの。学習環境にするなら、机からは見えない位置に置くように心掛けて。
【NG】
・窓の前に学習机
光の変化や外の景色が気になると、なかなか集中できません。机と窓を直角の配置にしたり、カーテンをつけるなど工夫しましょう。
・学習中、ベッドが視界に入る
ベッドの誘惑に勝てる子はそういません!学ぶゾーンと休むゾーンをしっかり分けることで、モードの切り替えがしやすくなります。
・教材の棚が机から遠い
勉強中にいちいち棚まで取りに行くのは時間の無駄だし、集中も途切れます。座ったまま手が届く配置にするのがベストです。
・椅子の背後にドア
背後に扉があると人間は防御本能で警戒し、不安モードに突入します。扉が少しでも視界に入るだけで、安心して集中ができるように。

