冷えバテ対策の基本は、「必要なところはしっかり冷やしつつ、冷やしすぎない」ことです。
冷えから守る「食事・飲料・服装」
暑い日はさっぱりしたそうめんや冷やし麺、かき氷など炭水化物や糖質が多めの食事が増えがちです。しかしこれだけでは栄養バランスが崩れてしまうので、不足しがちなたんぱく質やビタミン・ミネラルを意識してとるようにしましょう。
冷たい飲み物はほどほどに、なるべく常温ややや温かい飲み物を心掛けましょう。冷えた飲み物のがぶ飲みが続くと胃腸が冷えて食欲が落ち、不調を招きやすくなります。
服装はオフィスや電車などでの冷房対策に1枚羽織れるものを持ち歩きましょう。
【食べ物】
・毎食、肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質を取り入れる
・生野菜サラダだけでなく、温野菜や具だくさんスープも
・冷たい麺類には温かい汁物やたんぱく質豊富なおかずを組み合わせる
【飲み物】
・普段は常温~やや温かい飲み物にする
・氷たっぷりのドリンクはたまの楽しみに
・甘い清涼飲料やアルコールは控えめに
【服装】
・カーディガンやストール、ひざ掛けを常備
・お腹や腰を冷やさない装い
・冷房の風が直接当たらない場所を選び、風向きを調整
氷入りの飲み物を1日1杯減らす
無理に冷房を我慢するのではなく、「少し高めの設定温度」と「服装で調節」が対策の基本です。室内外の温度差が6〜7度以上になると自律神経が乱れると言われているので、温度差を小さくする工夫が大切です。
冷えバテは、冷房や冷たい飲み物をうまく取り入れながらも「自律神経に負担をかけない」ように過ごすことで多くが防げます。
完璧を目指す必要はありません。まずは「氷入りの飲み物を1日1杯減らす」「職場にひざ掛けを置く」など、続けやすいことから始めてみてください。
松村圭子
成城松村クリニック院長。広島大学医学部卒。日本専門医機構認定産婦人科専門医。月経トラブルや更年期障害といった不調の治療ほか、サプリメントや漢方、各種点滴療法などによるメディカルケアを行う。主な著書に「女性の悩みはFemtechで解決!オトナ女子のためのカラダの教科書」(宝島社)、「これってホルモンのしわざだったのね」(池田書店)など多数。

